知っているようで知らないベルマーク
「ベルマーク」ときくと、小学生のころに、文具から切り取って学校で回収する光景を思い出します。でも、何に役立つのか知る機会がありませんでした。ここでは、ベルマーク運動についての仕組みを紹介します。SDGs「目標4・質の高い教育をみんなに」に貢献できると考え、シェアさせていただきます。
ベルマーク運動では「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」という理念のもと、「PTA・団体」と「企業」と「ベルマーク財団」が一体となり協力しあって、教育に関する支援が行われています。
ベルマークって何?ポイントをまとめてチェック
【大きな流れ】
・PTAが学校に必要な備品を調達する際、ベルマークを支払いの財源としている
・ベルマークに協賛する企業の役割は、商品にベルマークをつけて販売すること
【具体的な流れ】
・PTAが集めたベルマークを財団に送る
・財団は、1点=1円換算で、協賛する企業へ請求を行う
・企業からの入金を受けた財団は、ベルマーク預金をする
・PTAがベルマーク預金を使って、ベルマーク協力会社の学用品を購入して学校へ贈呈
・購入時代金の10%が、財団を通して、へき地学校やなんらかの災害の被害を受けた学校、特別支援学校、海外の子ども施設などへ寄付される
このような流れだそうです。現金ではなく、ベルマークを財源に、学校の備品を購入することで、別の「教育困難な状況の学校への寄付」も同時に実現できるシステムなのですね。
ベルマーク運動参加方法
ベルマークの回収・寄付は、学校に通う子どもが家庭にいなくても、次のように実践できます。
・財団へ直接、郵送する
・商店などの回収ボックス
・勤務先の回収ボックス
・行政施設の窓口
・ボランティアセンター
など
(参考:ベルマーク運動って? | ベルマーク教育助成財団 (bellmark.or.jp))
暮らしの中にも、多くの寄付チャンスがあります。意識していれば、意外とすぐに見つかるかもしれません。市役所に用事があるときに、まとめて持参するなど、日頃からベルマーク運動を意識する人が増えると良いですね。
ベルマークのあるノート例
自宅内のノートを見比べてみると、ベルマークのついたノートと、ついていないノートがありました。
(撮影:筆者自宅)
↑さっそく切り抜いて保管しておきます。
自宅内にあったノートのうち、ベルマークのついているものは、SHOWAのジャポニカ学習帳のみでした。
ベルマーク運動がこんなにも、規模の大きな活動とは知りませんでした。小学校の回収機会をのぞけば意識せずに、廃棄して過ごしてきてしまいました。今後は、ノートや文具を買う場合には、ベルマークがついているものを選ぶところからはじめようと思います。