児童労働撤廃の達成期限である2025年に観ておきたい、カカオ生産地の児童労働と日本のつながりを描いたドキュメンタリー映画

児童労働についてはSDGsの目標8.7に「最悪な形態の児童労働の禁止及び撲滅」があり達成期限を2025年としている。
しかし、子どもを児童労働から保護する活動をしている認定NPO法人ACEによると、撲滅というにはまだ遠く、課題が山積している状況だという。
児童労働とは、
・義務教育を妨げる労働
・法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働
と定義されている。チョコレートが有名で日本がカカオの約7割を輸入するガーナでは、カカオの収穫や運搬などの農作業に従事する児童労働者の数は77万人。そのうち農薬散布などの危険有害労働に従事する子どもは71万人(92%)という。(2020年シカゴ大学NORC調査報告書より)
そんなカカオの生産地での児童労働の実態を一人でも多くの方に知ってもらうようにと、認定NPO法人ACEが映画「バレンタイン一揆」2012年を製作。
自主映画実施の協力をバレンタインデー前に呼びかけた。
児童労働の現状について一人でも多く知ることができるよう、バレンタインデーに関わらず見てもらいたいものだ。
内容、画像ともにプレスリリースより引用。自主映画の申し込みも受け付けしている。
引用元:https://acejapan.org/info/2025/01/353259
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映画「バレンタイン一揆」は、日本の普通の女の子3人がアフリカのガーナで児童労働の問題と出会い、悩み、闘った物語。たくさんの子どもたちがカカオ農園で働かされ、学校に通うこともできない「児童労働」という現実に向き合い、バレンタインデーにフェアトレードでつくられた「ほんとうに愛のあるチョコレート」を日本のみんなに選んでほしい、という想いで小さな一歩を踏み出した奮闘記です。
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映画予告編動画:https://www.youtube.com/watch?v=fk-L31zI9Uk


<認定NPO法人ACE(エース)について>

ACE(エース)は、子どもの権利保護および、児童労働の撤廃と予防に取り組むNGOです。ガーナのカカオ生産地で危険な労働から子どもたちを守り、日本で児童労働の問題を伝える活動のほか、日本政府、ガーナ政府、日本のチョコレート企業への提言活動を行っています。インド人の人権活動家カイラシュ・サティヤルティ氏(2014年ノーベル平和賞を受賞)の呼びかけにより、1998年に世界103カ国で行われた「児童労働に反対するグローバルマーチ」を日本で実施するため、1997年に学生5人でACEを設立しました。2023年3月、第6回ジャパンSDGsアワードにおいて、国際NGOとして初のSDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞。
<問い合わせ先>
認定NPO法人ACE 赤坂・青井
Eメール:press%acejapan.org(%を@に変えてお送りください)
Website: https://acejapan.org/