SDGs投稿記事No. 971

地球と人にいいものセレクト・高カカオオーガニックチョコレートを試してみた

「オーガニック」「有機栽培」と記された商品を
スーパーで目にすることも増えてきました。

オーガニック=有機栽培は、基本的に農薬や化学肥料を使用せず、
可能な限り環境に配慮した農産物。

国によってオーガニックの基準は異なり、日本では、
「有機農産物の日本農林規格 (有機JAS規格)」の基準に従って生産され
たものを指し、第三者機関が基準に準拠しているかを検査し、
認証されると「有機JASマーク」を使用することができます。

有機JAS規格は、

化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、土壌の
性質に由来する農地の生産力を発揮させるとともに、農業生産に由来する
環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場において、
・周辺から使用禁止資材が飛来し又は流入しないように必要な措置を講じていること
・種又は植付け前2年以上化学肥料や化学合成農薬を使用しないこと
・組換えDNA技術の利用や放射線照射を行わないこと

などが規定されています。

引用:有機農業をめぐる事情(令和6年5月 農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/index-97.pdf

化学的な物質、環境ホルモンや遺伝子組み換え技術を避けるため、
オーガニック食品を買うことで、地球にも人にもいいことにつながっていくことが考えられます。

日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会では、
SDGsの17の目標のうち、オーガニックで達成可能な目標は下記6項目にあてはまると書かれています。

2. 飢餓を0に
3. すべての人に健康と福祉を
6. 安全な水とトイレを世界に
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
15.陸の豊かさを守ろう

SDGs × Organic リーフレット作成しました。

チョコレートをオーガニックにしてみる

オーガニック食品というのは少々、お値段が高め。手始めにちょこっとチョコレート(苦笑)から
始めてみるといいかもと思ったのが、チョコレートのなかでもカカオの含有が多いものは体によさそうなのです。

スーパーフードともいえるカカオの成分

チョコレートに関する情報のなかで驚くのは、世界最高齢だったフランスの女性ジャンヌ・カルマンさん(1875年2月21日 – 1997年8月4日 122歳で死去)が、週2ポンド(約900グラム)のチョコレートを食べていたということ。

日本では1995年頃に「カカオポリフェノール」の成分が健康にいいということがテレビで取り上げられて注目が集まり、カカオ70%以上の高カカオチョコレート(ダークチョコレート)も登場してきました。
一時的なブームのように見えましたが、2024年現在では常時高カカオ商品が並び人気が定着しているようです。

高カカオチョコレートがカカオ成分の恩恵を受ける

カカオは、酸化作用のあるカカオポリフェノール、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルや、食物繊維、ビタミン、鉄分、亜鉛なども含まれていて、健康に気遣う人にもおすすめできる栄養バランス。食物繊維も多く「カカオプロテイン」というたんぱく質も腸内環境を整えます。
また、カカオの苦み成分、テオブロミンはさまざまな効果があるといわれ、そのなかでもは認知機能の向上を高めるという研究結果があり、脳にもいい影響を与えます。

(テオブロミンの認知機能向上への可能性 http://www.chocolate-cocoa.com/symposium/pdf/sympo_26e.pdf

ただ、甘くておいしい一般的なチョコレートでは栄養は十分に得られません。
これらの栄養を得るにはカカオポリフェノールの含有が70%以上の割合で使用されている高カカオチョコレート(ダークチョコレート)ということ。
カカオ含有が高いと苦みが強くなるので、高カカオチョコレート初心者の方は70%がおすすめです。

カカオの栄養そのままのローカカオ

高カカオチョコレートのなかでも、カカオの栄養を余すことなく得るならローカカオチョコレートです。
ローは「生(Raw)」の意味で、手を加えていないか、低温加工されたもののことをいいます。
通常のチョコレートは、焙煎したカカオ豆を使用するため、加工の工程でカカオ成分は減少してしまいますが、
ローカカオチョコレートはカカオの栄養そのまま。

究極はローカカオ100%!!試してみました

カカオ70%~80%のチョコレートでも初めて食べると苦みを感じるものですが、
カカオ100%、しかもローカカオだとどんな味?と思い試してみました。

試したチョコレートはオーガニックの「カカオクルードのローカカオ100%」
原材料を見ると
「有機カカオペースト」のみ。以上!

カカオクルードの原材料画像

その味は!!

パッケージを開けるとチョコレートのいい香りがします。が、
ひとかけら食べてみると「むむむ・・・」味は苦みのみといった感じ。
これがカカオのみの味ということをわかります。
ただ、ひとかけらでも眠気が覚めるようなパワーがあり、満足度は高いです。
おやつという感覚はないかもしれませんが、一度は試す価値あり。

コーヒーより苦い味に思えますが、コーヒーの苦さが子ども頃は無理だったように、
慣れてくるとほっと一息つきたいときなど
「ひとかけら食べたい」となる可能性ありです。
まだローカカオ100%のチョコレートを食べたことがない方はぜひお試しを。

カカオ含有が高いと砂糖が入っていなくても脂質が一般的なチョコレートより脂質も多く含み、
食べ過ぎると肥満の原因になってしまいます。推奨されているのは1日25g程度。
板チョコ1枚の半分ぐらいです。
甘くないからといって食べすぎ要注意です。

参考
日本チョコレート・ココア協会
https://chocolate-cocoa.com/

商品画像
「カカオクルード 有機ローチョコレート カカオ 100% 50g×10枚(1ケース)」

Amazonで見る

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編集部

TSUNAGOOD編集部です。サイト編集・運営を担当しています。

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