SDGs特選コラムNo. 650

誰でも始められるSDGs!ウォーキングでSDGsを実現しよう

世界中で取り組みが始まっているSDGs。なんとなく聞いたことはあるし、重要そうであることはわかってはいるけど、国や企業が取り組むものであり、自分とは無縁であると考えてはいませんか?

SDGsは国や企業だけが取り組むものではなく、世界中の人々、一人一人が簡単に取り組める目標です。SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」は誰でも簡単に取り組めます。

誰もがすぐに取り組めて、自分自身の健康や社会貢献にも繋がるアクションとしてウォーキングがあります。体一つでできるウォーキングを通じ、SDGsを実感してみませんか?

ウォーキングの効果とSDGs

ウォーキングの効果は「高血圧の改善」「心肺機能の強化」「骨の強化」「肥満の解消」「脂質異常症・動脈硬化の改善」「肝機能の改善」「糖尿病の改善」「腰痛の改善」「リラックス効果」などがあります。

今後、日本はさらなる高齢化社会になり、一般的な定年の年齢ともいえる60歳を過ぎても働く必要があるのは周知の事実です。高齢化社会が進むことで、医療費の増加も見込まれており、このままの状況が続けば、今後、当たり前のように受けられていた治療が受けづらくなり可能性もあります。

SDGsは「誰一人取り残さない」ことを目標にしています。そのためには、一人一人の少しの取り組みで世界を持続可能な状態で次世代に受け継ぐことを意識していくことが重要です。

ウォーキングで健康を保つことで、健康寿命を伸ばし、皆が無理なく働ける状況、社会環境を作っていくことで結果的に社会全体が健康的になり、持続可能な世界を次世代に継承していけることになるでしょう。

国も注目。自治体で事業開始が始まっているクアオルトウォーキングとは?

誰もが簡単に始められるウォーキングですが、現在、注目されているウォーキングがあります。それはドイツ生まれのクアオルトウォーキングです。クアオルトウォーキングは、ドイツ生まれの健康ウォーキング。

クアオルトとはドイツ語で、クア(Kur)「治療・療養、保養のための滞在」とオルト(Ort)「場所・地域」「療養地」「健康保有地」といった意味があります。

クアオルトウォーキングは、「土壌」「海」「気候」「クナイプ式」の4つの自然療養要因を活用します。海があれば海を利用、温泉があれば温泉をクアオルトとして利用します。また、ウォーキングの途中で心拍数を測り、運動負荷を55~60%程度で「ややきつい」状態を意識することが特徴です。

日本では、ドイツの手法を参考に、日本の気候条件や観光に則したクアオルトウォーキングが実施されています。2023年現在、25の地域がクアオルト健康ウォーキングを実施しており、大きな注目を集めています。

ウォーキングは自分自身の健康増進になります。一人一人が少しの努力で健康寿命を伸ばすことで、社会貢献にも繋がりますし、充実した生活を送ることも可能です。簡単にできるウォーキングを始め、自身の健康とSDGsについて少し考えてみませんか?

備考
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shintai-training/walking.html
http://www.gaihoren.jp/gaihoren/public/medicalcost/html/medicalcost_1.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
https://www.kurort-award.jp/kurort/
https://www.kurort-japan.com/blank-8

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