マイアクションNo. 651

子育てに自然体験を

日常生活で何かと制約が多くなってしまう中、子どもには自然と触れ合いながら、好きなように遊ばせてあげたいと願う保護者の方も多いのではないでしょうか?  

社会の中でも、子どもが主体的にいろいろな遊びを直接体験することの大切さが見直されています。子どもが未来を切り開いていく力を育むために、直接自然に関わって遊ぶ価値が再認識されているのです。  

自然には、どんな子もあるがままに受け入れる懐の深さがあります。子どもは、広い空間で時間を忘れ身も心も開放して好きなように遊ぶことで、生きていく上で必要な能力を自分のペースで無理なく身につけていくのです。自然と直接関わり五感を通して得た情報は、経験として子どもの中に蓄積され、更なる判断力・思考力の基礎となっていきます。  

いつもは日々の雑事に追われている大人も、自然の中では「社会」ではなく「子ども」のペースに合わせることが可能です。大人が子どもの目線と新鮮な感性に寄り添って、発見や感動を分かち合い、共感して一緒に楽しんだ経験は、後々の子育ての中で信頼関係の土台となるでしょう。  

まずは、家の中や近所でできる自然体験を探してみましょう。おさんぽで行ける範囲にも四季折々の生きもの達の興味深い行動や自然現象があふれています。 

 <植物> 
花の香りに気づく・道端で花や実を見つける・木の実を集める・野菜の香りをかぐ・野菜や果物の種を取り出す・植物を植えて育てる 

 <動物> 
鳥や虫の声に気づく・虫を捕まえる・虫や野鳥の行動を観察してみる・虫や野鳥の巣に気づく・生きものを飼ってみる 

 <天気や地球> 
雨の音に気づく・変化する空を見る・日の長さの変化を感じる・陰遊びをする 

 私たち人間が自然とつながって生かされていることを実感できれば、地球環境のことをもっと大切に考えられるかもしれません。子ども達と地球の未来のために、可能なところから子育てに自然体験を取り入れてみませんか。 

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