廃棄食品で作られている商品3選
野菜くずを活用して作られた商品があるのをご存じですか?
「野菜くずで何が作れるの?」と思いますよね。
この記事では、捨てられるはずだった野菜くずを使って、作られている商品を3つご紹介します。
おやさいクレヨン
「おやさいクレヨン」が生まれたきっかけは、2011年の冬です。生みの親である代表・木村尚子さんが夕食の準備をしている時に「野菜の色で絵をかいたらおいしそう」というアイディアがはじまりです。
その後、規格外で捨てられる野菜の多さを知った木村さんにより、野菜をリユースした「おやさいクレヨン」が誕生しました。
青森県産の野菜を使い、米粉とライスワックスをベースに、老舗クレヨン工場で職人さんにより作られています。
クレヨンは万が一口に入ってしまっても大丈夫なように、安全な素材で作られています。
既製品にはない、野菜独特のやさしい色合いが特徴のおやさいクレヨンは、お子さまが野菜に興味を持つきっかけになるかもしれません。
公式サイト:おやさいクレヨン
FOOD TEXTILEの商品
捨てられるはずだった食材の野菜のくずで染めた商品を取り扱う「FOOD TEXTILE」。ファッション業界から食品廃棄物を減らす取り組みをおこなっています。
食品関連企業と連携し、規格外の食材やコーヒーの出し殻などを収集。捨てられる予定の食料原料を、独自の技術により染料を抽出し商品を染めています。
やさしい色合いだけでなく、染料の特性により商品の1点1点風合いが違うのが特徴。自分1人の特別なアイテムは長く使いたくなること間違いなしです。
公式サイト:FOOD TEXTILE
Food Paper
壁紙屋本舗から誕生した「Food Paper」は、にんじんやたまねぎ、じゃがいもなど野菜が原料となった壁紙です。
Food Paperを作っているのは1919年創業の「五十嵐製紙」。越前和紙という1500年以上の歴史を持つ和紙を漉き続けてきた老舗店です。
Food Paperは捨てられる野菜や果物の皮などを和紙の原料と一緒に混ぜ合わせ、伝統的な和紙の制作法である「手漉き」で1枚1枚丁寧に職人の手で作られています。
使用する野菜によって色合いだけでなく、表面に浮きでる立体感や手触りが異なるのが特徴。部屋の一部に貼るだけで、いつもの空間がお気に入りになることでしょう。
公式サイト:壁紙屋本舗 Food Paper
まとめ
捨てられるはずだった野菜くずで作られている商品についてご紹介しました。
野菜くずで染められた商品の色味はやさしく、また1つ1つに違いがあるのもおもしろいです。
ぜひ一度手に取られてみてください。