ベジタリアンを知ろう!
皆さんはベジタリアンという言葉を耳にしたことはありますか?
近年では海外からの観光客の影響で、日本においてもその考え方が浸透し始め、観光業を始め、スターバックスなどもベジタリアンに配慮した商品が販売されています。
今回はそんなベジタリアンについてご紹介します!
1⃣ベジタリアンとは??
ベジタリアンとは肉や魚などの動物性食品を摂らず、穀物や豆類、野菜などの植物性食品を摂る人のことを言います。
その言葉の起源は19世紀なかばに英国のマンチェスターで始まった宗教的教義や生命の尊厳に基づいたライフスタイル運動といわれています。日本において広まったとされるのは明治時代ごろからであり、「菜食主義」と訳されて使用されていました。
実はベジタリアンにはたくさんの種類があります。
①ビーガン、ピュア・ベジタリアン
ビーガン、ピュア・ベジタリアンとは食用・衣料用・その他の日用品において動物性からできたものを一切身につけない人々のことを言います。日本では完全菜食主義者と言われ、はちみつ、バターなども食べません。
②ラクト・ベジタリアン
ラクト・ベジタリアンとは肉や魚、卵などは食べないが牛乳やヨーグルト、チーズといった乳製品を食べる人々のことを言います。
③ラクト・オボ・ベジタリアン
ラクト・オボ・ベジタリアンとは植物性食品をメインに肉や魚を避けますが、卵やチーズといった乳製品を食べる人々のことを言います。欧米の大半のベジタリアンがこの、ラクト・オボ・ベジタリアンだと言われています。
このように一概にベジタリアンといってもたくさんの種類のベジタリアンが存在します。
では、その動機とは何なのでしょうか?
2⃣ベジタリアンとSDGsの関係
実はこの動機の部分にベジタリアンとSDGsの関係があるのです。ベジタリアンになる人の考えの根底には「動物愛護」があります。
例えば、ファッション業界において毛皮や皮製品を作るために動物を乱獲する、入浴剤や薬品などにおいて動物実験を行う、サーカスや水族館など人間の娯楽ために動物が使用されるなど日常の中において、人間のために残虐される動物が多数存在するのです。一方、「牛や豚、鶏などをたべることは残虐ではないのか?」との疑問から現在のベジタリアンの考え方が生まれました。
ここで皆さんに質問ですが、私達が普段食べている「豚肉」からはどれほどのCO2が生まれていると思いますか?
2020年7月の東京新聞によると、豚肉精肉1キロあたりの排出量はCO2換算で約7.8キロとされています。この数字は動物が大きくなるまでの餌の生産(とうもろこしや小麦などの餌を米国から取り入れる際の船の燃料費)や飼育(糞尿処理による温室効果ガスの排出や牛のゲップによるメタンガスの排出)、食肉処理などの過程の排出量を合算したものです。その後、より私達が手に取りやすいスーパーなどの小売店に販売されるまでには約3.3キロも排出されるといわれています。私達がお肉を食べれば食べるほど、地球にCO2を排出しているのです。このように私達の食生活はSDGs13(気候変動に具体的な対策を)14(海の豊かさを守ろう)15(陸の豊かさも守ろう)に関わっています。
現在、日本において1人当たりのお肉を食べる量が増加しており、今後もさらに加速していくと見られています。このような状態にブレーキをかけるために、手軽に始められるヴィーガン食品についてご紹介します。
3⃣手軽にビーガン商品
世界においてたくさんの人々から愛されているstarbucks coffeでは動物性食材を一切使用しないプラントベースの商品が販売されています。パンやマフィン、サラダだけでなくドーナツやケーキなどたくさんの種類が手軽に食べられます。「ちょっとベジタリアンの生活に挑戦してみたいな」や「動物性食品を使用していない食品を食べてみたい」と思われる方はぜひ、starbucks coffeのプラントベースに挑戦してみてください!