マイレビューNo. 809

車椅子バスケットに参加しましょう!

数年前、隣の久留米市の大学で、「障害を負った人の残された部分を最大限に生かそう」というような研修を受けました。

心肺蘇生法やAEDの使い方から始まった研修でしたが、目が不自由な人の誘導のしかたやブラインドサッカー等を体験させてもらいました。

その後に、車椅子バスケットをプロのチームの方にレクチャーを受けながら、最終的に対戦させてもらいました。車椅子を思い通りに動かすこともままならない私でしたがその上でボールも回さねばなりません。必死でした。

とてもいい体験をさせてもらいました。

下肢に障害を負う人たちと対戦しましたが、車椅子を使うことで完全に対等でした。

それからはパラリンピックでちょっと試合を見るくらいで遠い存在になっていましたが、今日「久留米市の企画でパラスポーツに関心を!、と小学生が車椅子バスケットを体験しました」というニュースが飛び込んできました。久留米市では今年のパリパラリンピックに関心を持ってもらうために、今後もこのような企画を継続していく予定であるとも。「ああ、あの久留米市は積極的に取り組んでいるのだ!」数年前の私の体験が蘇りました。

しかし、『体験で終わってはいけない』ふとそんな思いが過りました。

関心を持つ、理解を深めるということにはとても大事なことだけど,体験だけではいけない。共に対等に戦うことができることが大切なのでは、そう思えました。

車椅子バスケットは一般のバスケットとほぼ同じで、コートの大きさも、ゴールの高さも、12人がエントリーでき5人で試合をすることも同じです。

大きく違うのは、車椅子バスケには、1チーム14点の持ち点があります。各選手の障害レベルの重いほうから点数が決められています。重い人が1.0点、軽い人や健常者は4.5点で、5人の合計が14点を超えてはいけないことになっています。これで、各チームの公平性を保っています。だから健常者も4.5点で参加することが可能です。

障害も性別も関係ないのが車椅子バスケットの最高の魅力なのです。機会があれば可能な限り参加を進めます。共に汗を流す素晴らしい時間を共有できますよ。

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