経済・産業No. 765

コメダ珈琲店の食品リサイクル革命―パンから生まれる新たな循環でモーニングの玉子が生まれる!

コメダ珈琲店は、持続可能な社会の実現に向けた新たな取り組みとして、食品リサイクルループを構築。

この取り組みでは、愛知県内のパン工場から排出される約60トンのパン残渣を鶏の飼料として再生利用し、それを養鶏場で活用することで新たな卵を生産。

この卵は、コメダ珈琲店のモーニングサービスなどで提供され、資源を循環させるモデルを確立した。人気の手作りたまごペーストに使われている。

この食品リサイクルループは、農林水産省、環境省、厚生労働省が認定する「再生利用事業計画」に基づいて進められており、食品関連事業者・再生利用事業者・農林漁業者が協力し、廃棄物を資源として有効活用する形。

具体的には、中部有機リサイクル株式会社がパン残渣を飼料化し、株式会社クレストが養鶏場でその飼料を利用することで、環境負荷を軽減しながら新たな食品を生み出す循環モデルが実現した。

●サステナビリティ活動について

コメダ珈琲店では、「くつろぐ、いちばんいいところ」というブランドコンセプトのもと、サステナビリティ活動を推進。この食品リサイクルループの構築も、環境負荷低減や資源循環の促進を目的としており、廃棄物削減に貢献する取り組みの一環になる。

さらに、コーヒー抽出後の残渣を染料として活用したアパレル製品の開発や、使用済み麻袋の動物園への寄贈など、持続可能な社会を目指した多角的な活動も展開。

ソファやテーブルを修繕して長く使う「ステナイ」精神を掲げる「ステナイ店舗」、コメダの森の保全活動により年間で約55tのCO2を吸収する取り組みなども行っている。

食品リサイクルループの導入をはじめとする様々なサステナビリティ活動が、今後どのような成果を生むのか、引き続き注目したい。

詳細はプレスリリースへ

画像引用:@press

https://www.atpress.ne.jp/news/417806

 

「ステナイ店舗」

ステナイ店舗画像

「コメダの森の保全活動」

三重県菰野町の企業の森に参画

コメダの森の保全活動画像

「コーヒー残渣の再利用」

オンラインショップで販売するアパレル製品の染料などに使用。

コーヒー残渣の再利用画像

「珈琲豆の麻袋の寄贈」

珈琲豆の麻袋の寄贈画像

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編集部

TSUNAGOOD編集部です。サイト編集・運営を担当しています。

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