SDGsの目標を再確認
画像出典:国際連合広報センター
突然ですが、SDGsの目標17項目を全て言えますか?
SDGsの興味のある項目については理解できていても、全ての全体像をつかめていないという方も多いのではないでしょうか?
今回はSDGsの全体像をより掴みやすくする、「5つのP」を通して改めてSDGsの目標を再確認したいと思います。
SDGsの5つのPとは?
2015年に国連の「2030アジェンダ」の冒頭で述べられている5つのテーマ
・People 人間 ・Prosperity 繁栄 ・Planet 地球 ・Peace 平和 ・Partnership パートナーシップ
のことで、SDGsの17の目標は上記の5つのPを具体化したものです。
1.People -人間のゴール 〜貧困をなくす〜
目標1 貧困をなくそう 目標2 飢餓をゼロに 目標3 すべての人に健康と福祉を 目標4 質の高い教育をみんなに 目標5 ジェンダー平等を実現しよう 目標6 安全な水とトイレを世界中に
SDGsの目標1~6のテーマである1つ目のPの「人間」は、人としてのあたりまえの生活を実現するために目標としてスタートしています。全ての人が食べる心配もなく、健康と安全を保障された生活の実現を目指す項目と言えるでしょう。
2.Prosperity -繁栄のゴール- 〜豊かさの実現〜
目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 目標8 働きがいも経済成長も 目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう 目標10 人や国の不平等をなくそう 目標11 住み続けられるまちづくりを
SDGsの2つめのPの「繁栄」は、経済的な豊かさや働きがい、個人の尊重がテーマ取っています。より豊かな経済を発展させるために取り組むべき課題が中心と言えるでしょう。
3.Planet -地球のゴール- 〜自然の豊かさを守る〜
目標12 つくる責任 つかう責任 目標13 気候変動に具体的な対策を 目標14 海の豊かさを守ろう 目標15 陸の豊かさも守ろう
3つめのPの「地球」は、地球との向き合い方を考える項目となっています。特に一番最初に「つくる責任、つかう責任」項目があるという点においては、資源を大量に消費し続ける私たちの生活に警鐘を鳴らす重みのある目標と言えるでしょう。
4.Peace -平和のゴール- 〜暴力・犯罪の防止、公正な司法〜
目標16 平和と公正をすべての人に
4つめのPの「平和」は、主に暴力や犯罪の減少、公正な司法のあり方、子供に対する虐待の撲滅などを掲げる項目です。常に精神的自由を保障され、平和が保たれる世界であることを目指す「世界平和」を彷彿させる目標です。
5.Partnership -パートナシップのゴール- 〜持続可能な社会の構築〜
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
最後の5つめのPの「パートナーシップ」は世界中の国の人々全てを「パートナー」として、持続可能な政策、開発途上国の発展させるための支援の強化を促進する項目です。ESG投資のような資金源に関する目標が多く掲げている部分でもあるでしょう。
このようにSDGsの目標は個々としてではなく、全体を通して見ることで「誰ひとり残さない持続可能な社会」の世界観が明確になる構成となっています。
ぜひこの機会に一つ一つ確認してみてはいかがでしょうか?