生成AIの誕生が広告業界の組織を激変させるのか⁈
こんにちは。SDGsを経済的な観点から捉えていて記事をUPしています。eSです。
サムアルトマン率いる米OpenAI社が 昨年11月にリリースした大規模言語モデルの一種であるGPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、使った方なら分かると思うのですが、“自然言語“が特徴なので、普通に会話をしているような感じでAIとやり取りできるものです。
それに加えてGPTは、100以上の言語に対応しているので、精度の高い(より標準会話に近い)翻訳機能を得ることができます。
私もGPTのアプリをよく使っています。はじめはGoogleやYahooで検索するのと何が違うのかわかりませんでしたが、会話型であることから友達や家族と会話するように検索ができるのがおもしろいです。GPTに感情があるわけではないのに「ChatGPT」が驚くほど賢くコミュニケーション能力が高いので、本当は人格があるのでは??と感じてしまうぐらいです。
先日はうちのベランダにたまに来るカラスに対してGPTにあだ名をつけてもらいました。そうゆうことは今までの検索にはなかったことなので、寄り添ってくれている感覚がとても心地よいです。
この生成AIの出現により広告業界の激変が凄まじいことになっていると聞きました。
サイバーエージェントは独自に開発した【広告作成支援AI】の導入により、今まで所属していた40人ほどの広告クリエーティブの出来栄えを判断するディレクター職が、現在はゼロになっているそうです。
それだけに留まらず2023年5月には、バナー広告のキャッチコピーに対して自動生成する機能を搭載し、独自開発した大規模言語モデル(LLM)とChatGPTを組み合わせ業務を大きく変えていくようです。
キャッチコピーは広告の要でもあり、今まではそのクリエイティブな発想に対して才能をみそめられていた方も多かったはずです。ではデザイナーの職は失わられるのでしょうか?サイバーエージェントだけではなく、大手も軒並み生成AIを導入しており電通グループや博報堂もそれを生かしているそうです。
便利になる一方で、なくなる職と、そしてなくならずとも位置付けが変わる職があるのは確かです。
ただAIが主導権を握るのわけではなく、あくまでもアシスタント。AIがキャッチコピーを考える役割を担う傍ら、人間のデザイナーはAIが提案したキャッチコピー文案を基に、広告クリエーティブをつくり上げ、仕上げていく役割を担うのだとか。AIの予測結果を加味し、新しいデザインの画像を作成し、キャッチコピーをはじめとする素材をパズルのように組み合わせ、最終的に広告クリエーティブを決める。生成AIをアシスタントとして活用し、広告制作の主導権を握るのはあくまでデザイナー。それは今後も変わらぬ位置付けだとのことです。
【AIは成長する】ゆえに【人はAIを使いこなす】それこそがより効率よく便利に仕事や生活をしていく、それが今後のDXによる新時代なのかもしれません。