フードロス削減!腐らせないための野菜の保存方法
日本の食品ロスの量は年間522万トン(これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(年間約420万トン)の1.2倍に相当するそうです) 。
その中で、家庭から出る食品ロスの量は年間247万トンです。食品ロスの約半数は家庭から出ているのですね。
大きい数字すぎてピンこないかもしれませんが、家庭から出る食品ロスの量年間247万トンを1人あたりで考えてみると、1年間でご飯60膳分を捨てていることになるそうです。
飢餓とフードロスが同時に起こっている現状。
小さな積み重ねでも、みんなが無理なく取り組めることを少しずつ意識するだけで、必ず変わってきます。そこで今回はフードロスを減らす買い物の極意と、私が実践する腐らせないための野菜の保存方法をご紹介します。
野菜に限らず、フードロスを減らす買い物の極意 |
①冷蔵庫に残っているものをチェックしたり献立を立ててから買い物に行く
②安いからと余分に購入せず、必要な分だけを購入する
この少しの意識で、捨てられる食材はかなり減るはずです。
野菜の保存方法 |
・カット白菜(ほんとは丸ごと買いがおすすめ。保管場所問題で避けがちです。)
芯を取る。難しければ芯に切り込みを入れて保存袋に入れ、野菜室で立てて保存。
ざく切りにして生のまま保存袋に入れて冷凍することもあります。
・大根
葉や茎は栄養を取ってしまうので、すぐに葉元ギリギリのところで切り分けます。
葉→切り口にキッチンペーパーを巻き、保存袋に入れて立てて野菜室で保存。
身→3つの部位に分けてキッチンペーパーに包み、保存袋に入れて保存。
※大根の身は、部位ごとに合った料理法があります。
根元部分:繊維が多く食感は固めで、いちばん甘みが強い。サラダや漬物に。
中間部分:いちばん柔らかく、辛みと甘みのバランスがよい。煮物やおでんに。
先端部分:水分が少なめで、辛みをいちばん感じやすい部分。大根おろしや汁物に。
※葉も栄養満点!ぜひ炒め物や汁物に使ってみてください。
・玉ねぎ
通年玉ねぎ→ネットに入れてつるす。常温保存。
新玉ねぎ →保存袋に入れて野菜室で保存。
新玉ねぎは通年玉ねぎに比べ、水分量が多く傷みやすいのが特徴。同じ玉ねぎでも保管方法が異なります。
・イモ類
売られているビニール袋から出し、紙袋や、100均や無印の野菜保存袋に入れて常温保存。
土がついたものはそのまま保存し、使う分だけそのつど洗っています。
・もやし・ニラ・ネギ
もやしはそのまま、ニラやネギは食べやすい長さに切り、保存袋に入れて冷凍保存。
・ブロッコリー
すぐに使用しない場合は、かために塩ゆでし、保存袋に入れて冷凍保存。
少しの知識と手間で、食品ロスや腐らせてしまう罪悪感も減り、節約にもつながります。
次回の記事で、野菜の捨てられがちな部分を使ったレシピなどもご紹介できたらと思います。
できることから、フードロス削減に向けて取り組んでいきましょう。
【参考】 https://www.kagome.co.jp/vegeday/store/