緑の細長いマイクロプラスチックの正体とは?
マイクロプラスチックとは、微細なプラスチックごみの総称です。
マイクロプラスチックは5ミリメートル以下のプラごみで、手で拾うには難しいサイズのプラごみ。
マイクロプラスチックになる原因として取り上げられるのが、私たちが購入するプラごみの流出やポイ捨てのゴミを思い浮かべるかもしれません。
しかし、日頃購入するものだけではなく、便利な生活圏内から思いもよらぬ形で流出しているマイクロプラスチックがあります。
そのひとつが人工芝です!!!
調査で分かった緑色の細長いプラスチックは人工芝!
一般社団法人のピリカ(東京都渋谷区)が行った調査で、全国の河川や港湾など100カ所のうち98地点で微細プラを確認し、緑色の細長いマイクロプラスチックがたくさんあったそうです。
その正体が、人工芝由来だったそうです!!
人工芝は、公共の場所ではサッカー場・テニス場など幅広い場所で使用されていますね。
また、玄関マットや、庭先に敷いている家庭もあるのではないでしょうか。
運動中の摩擦による負荷や紫外線による劣化で表面部分が摩耗し、ちぎれた人工芝が雨風により排水溝から海に流れ出ているのが原因です。
人工芝の素材はPE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)などのプラスチック繊維で作られています。
人工芝は、もともと小さく細かい状態がちぎれるので、気がつかないうちにマイクロプラスチックを放出させていたのですね。。。
環境を配慮した天然芝へ
引用:株式会社AS japan
とはいえ、本物の芝は手入れも大変ですよね。
それなら、環境にも優しい芝を使うのはどうでしょうか!
人に優しくペットにも安心して使える天然素材の人工芝を作っている会社人工芝専門ショップgreendesign さんは、環境保護に配慮した人工芝の専門店です。
こちらなら、さまざまなシーンで使っても環境を汚すことはありませんね!
他にも身近なところから流出!
今回は人工芝のマイクロプラスチックをあげましたが、マイクロプラスチックは実はもっと身近なところからも流出しています。
例えば、洗顔料・日用品・衣類からも実は多くのプラスチックが含まれているので、使っているうちにマイクロプラスチックを出してしまっているのです。
まだマイクロプラスチックが与える身体影響は分かっていませんが、自然界にない加工物が身体にいいとは思えませんよね。。。
小さなプラごみは小魚が餌と間違えて摂取し、さらに大型の魚が小魚を捕食する。巡り巡って、私たちの食卓に上がるような魚にプラスチックが蓄積されていきます。
生物濃縮とも言われ、食物連鎖の上位へと進むにつれ蓄積される有害物質の濃度が濃くなっていきます。
日々の暮らしの中から、環境汚染になってしまわないよう、使う物や購入する物を選ぶようにしましょう!