プロギングを広めましょう!
朝倉市では、春秋2回地域の一斉清掃をしています。道路わきの草や花壇の草取りをしたり、溝掃除をしたり、空き缶などのゴミ拾いしたりしています。以前より少なくなったのですが、レジ袋、お菓子の袋、たばこの吸い殻、ペットボトル、ジュースのパックなどもポイ捨てされています。
市あげての素晴らしいボランティア活動ですが、残念ながら1年にたった2回しかしていません。そのほかの期間のゴミはどうなっているのでしょう?
風に飛ばされ、雨に流され川へ。川を下りやがては海へ。海を漂ううちに海辺の生物の餌に間違われてお腹の中へ。
近年よく報道されています、海岸に打ち上げられた海鳥、亀、クジラなどのお腹の中からプラスチックごみが大量にでてきたと。
このような報道からポイ捨てに関する規制も始まり人々の意識もかなり変わってきたように思いますが、心無い人のポイ捨ては後を絶ちません。
さらには、以前に捨てられたプラスチックが、紫外線で劣化し微細化されマイクロプラスチックになります。これは、有害物質を取り込み、さらに生物を生命の危機にさらしています。
このようなごみ対策として生まれたのが『プロギング』です。まだ馴染みのない言葉ですね。スウエーデンで生まれたものですが、『走る』という意味と『拾う』という意味の言葉を組み合わせてできた言葉で、ジョギングしながらゴミ拾いをするという取り組みです。
さらにジョギングだけではなくウオーキングも含まれるようになりました。
とても簡単で、誰にでもできる素晴らしいアイデアですね。
日本でも2018年から始められているのですが、まだまだ一部の人たちや一部の地域のようです。でも、地域の人たちや子ども会でゴミ拾いをしている姿とほとんど変わらないのです。ただ月1とか学期に1回とかのイベントとして行うのではなく日常化しないとあまり効果はありません。
ジョギングやウオーキングを日常的にしている人は多いですね。ですから片手にレジ袋を持つことですぐにプロギングができます。
ただ日本人文化として集団でならできるけど、個人で目立つことをすると奇異の目で見られることを心配される人も多いようです。だから、コミュニティとか自治体でプロギングの紹介をしたり、企画をしたりしてどしどし広めてほしいですね。気軽に一人でもできるように。さあ、これを知ったあなたも友達に話してみましょう。
「プロギングって知ってる?」きっとあなたの街でも始まります。
参考https://www.env.go.jp/content/900536127.pdf
https://freeandlight.net/2019/04/14/what-is-plogging/#:~:text