プラスチックへの概念を変える。正しいリサイクル5Rから世界を変える!
みなさんこんにちは。
SDGsを経済の観点から捉えた記事を主にUPしています。eSです。
今回はよく聞くプラスチックのリサイクルについて取り上げたいと思います。日本人はきちんと整列したり順番を守ったりすることができることや、ゴミの分別ができる規律正しい国としても世界から評価されている国だと聞いたことがあります。
飲料水の販売方法も、缶からペットボトルタイプが主流になり消費者からも持ち運びができたりすることでも人気が集まりました。ペットボトルを捨てる専用のゴミ回収も街中によく置かれています。ゴミを分けて捨てることができるので、プラスチックを回収することには長けていますが、日本は長年集めたプラスチックを外国へ送っていた為、特にリサイクルすることにテクノロジーを持っているわけではありませんでした。
ペットボトルを含め、回収したプラスチックを引き取ってくれる国もなくなり今は自国でのリサイクルテックの発展に対する期待が高まっています。
3R(reduce.reuse.recycle)という言葉はよく聞きますし、なんとなく理解しているつもりですが
正しいリサイクル(recycle right)の世界基準は
5R(reduce.reuse.recycle.recyclable.renewable)だと言われています。
今回のこのレビューを通して使用済みのプラスチックはゴミであるという概念を変え、再利用するもの、できるものがプラスチックであるとパラダイムへと、変わったら嬉しく思います。
そもそもプラスチックは世界中で製品を包装したりするパッケージングも含まれるので私たち全員が日常生活で愛し、リピートしている生活日用品にもたくさん使用されています。そして問題は、使う側の私たちが世界中にたくさんたくさんいるということです。世界的には、毎年推定ですが3億トンのプラスチック廃棄物を生産しているといわれています。現在の使用率で続けると、2050年には海に潜ると魚よりも多くのプラスチックで溢れている推定されています。
私たちのプラスチックへの概念を変えること…、それはまずは知識を入れることだと思っています。
1.プラスチックには種類があることを理解する。
再利用できるプラスチックのことをPCR(ポストコンシューマーレジン)と呼びます。再生不可なプラスチックは石油系の成分からできているのに対して、PCRのプラスチックは植物ベースでつくられています。例えば大豆.トウモロコシ.タピオカなどです。それらでできたバイオプラスチックは、7回ほど再利用すこともでき、バージンプラスチックの使用を減らすことができます。
2.再生可能なプラスチックでパッケージングされているものを選択する。
エシカルな消費者になることが私たちが求められていることですが、モノが作られる過程に対してももちろんそうですが、パッケージングに関しても目を向ける時代にもなりました。過剰包装されているものや、過剰包装が丁寧であるという概念も捨て去るべきです。日本ではまだまだプレゼント用に紙袋を2枚も3枚も丁寧につけてくれることが正しいとされていますが、紙の無駄であり紙を使っていることは木を切り刻んでいることにつながっています。包装もスマートに、コンパクトに!これからの新常識に早くなるといいなと思います。
3.再生可能なシステムを導入してもらう。
何よりも再生可能なプラスチックでパッケージングされていても、それをゴミ箱に捨てていたら廃棄していることと同じです。日用品などが再生可能なプラスチックでパッケージングされていても、使い切った後にそれを回収し、新しく再生し、商品としてまた世の中に出ていくことを可能にしてもらうことが必要です。どこで回収できるのかを明確にしてもらうことや、そのシステムや経路などを生産している側、作る側は提示することが同時進行で必要になる事だと思います。
プラスチックがゴミではなく、再利用できるものだということがより多くの人が理解していけば埋め立てたりすることがなくなり、海の豊かさやキレイな場所であることを願っています。