落ち葉が【紙】に生まれ変わる!サスティナブルなReleaf Paperに注目
ノート・教科書・書籍・包装紙・ダンボール・新聞紙、コピー用紙・・・。
デジタル化が進み、紙の使用量は減ってきているとはいえ、まだまだ様々なところで紙が使われています。
しかし、紙は資源から作られたもの。
使えば使うほど、資源を使い捨てているというサイクルは見直さなければなりません。
これらを解決するために、Releaf Paperが新たな紙の常識を生み出しています!
紙を作るために失われる資源
紙を作るために、どれくらいの資源が必要かご存知でしょうか?
紙の原料の約70%が木材で占められてます。
つまり、紙を作るために森林を伐採することで、環境問題にも大きな負荷を与えているのです。
そのような問題から、昨今は紙製品全体の約20%をリサイクルされた古紙を再利用するなど、サスティナブルな製品も増えています。
他にも稲わら、ケナフ、バガス(サトウキビの搾りカス)、バナナの皮や動物のフン、クラフトビールのモルト粕など「木材の代わりに廃棄される素材を活用した植物繊維を原料とした製品」も数々生み出されています!
無駄のない方法で資源を活用しつつ、紙を作り出す技術が増えてきているのは嬉しいですね!
Releaf Paperは落ち葉を活用した方法
美しい樹木が立ち並ぶストリート。
落ち葉が道に広がり、色鮮やかに埋め尽くす風景はまるで絵画のよう。。。
そんなイメージがある私ですが、都心部の落ち葉は有機廃棄物として焼却処分するのが一般的だそう。
その理由は、コンクリートに落ちた落ち葉は、土に戻ることはないからです。(確かに!)
しかし、落ち葉は焼却すると一酸化炭素を発生し、大気を汚染するので環境問題の観点からもどうにかしたい問題でした。
そんな大量の落ち葉を使い、紙を作り出しているのが、ウクライナで創業した製紙メーカーのReleaf Paperです。
およそ2.3トンの落ち葉から1トンのセルロースを生産でき、同社によればこれは17本の木から生産できるセルロースの量に匹敵する。 生産プロセスにおける環境負荷も、同社の見積もりによれば従来の紙と比べCO2を78%削減、水の使用も15倍少なく抑えられるなど、従来のものと比べ低減できているのだという。 |
上記のように、CO2や水使用も抑えられ、なおかつ資源を効率的に生産できるのは、とても素晴らしい製品ではないでしょうか!
視点を変えれば、全てが資源
Releaf Paperの創業者は、森林破壊が進む現代にストップをかけるべく、研究を重ねて出来上がった落ち葉の紙を作ることに成功しました。
Releaf Paperは高い評価を受けており、化粧品大手のロレアル、LVMH、シャネル、サムスン電子もReleaf Paperの商品を採用しています。
「落ち葉を使う」という視点を変えて、資源を活用したサスティナブルな商品が広がり、豊かな資源を残しながら生活できる世の中も近いですね!!!