SDGsに取り組んだ電気は電気代節約に向いている?SDGsと電気代の謎を解明!
日々使う電気による出費は少しでも抑えたいものです。web上には電気代節約に関する豆知識が溢れていますが、近年よく耳にするSDGsは電気代節約と関係するのでしょうか?今回はSDGsと電気代SDの関係性を探っていきましょう。
電気代とSDGsの関係性とは?
電気代とSDGsの関係性を解くには『電力小売自由化』『各電力会社のSDGsの取組み』を抑えておかなくてはいけません。ひとつずつ紐解いていきましょう。
電力小売自由化
日本には大手電力会社である東京電力、関西電力、九州電力などと、新電力を扱う中小電力会社が存在します。2016年に電力小売自由化が施行されたことにより、一般家庭でも契約先の電力会社が選べるようになりました。大手電力会社は利便性を、中小電力会社は安価をセールスポイントとしており、この制度を活用することで上手に電気代をカットできます。
電力会社のSDGsの取組みとは?
では各電力会社のSDGsへの取組みはいかがでしょうか?各会社のホームページ『SDGs取組み』にて公表されていますが、今回は2つの例を紹介します。
大手電力会社中部電力の場合
引用元;https://www.chuden.co.jp/ir/esg/sdgs/
中部電力株式会社は再生可能エネルギーの新規開発、低炭素化を可視化するコミュニティの作成などに取り組んでいます。こういった取り組みはSDGs7.9に該当します。
中小電力会社Ennetの場合
引用元;https://www.ennet.co.jp/environment/sdgs.html
株式会社エネットではFIT対象の再生可能エネルギーや二酸化炭素の排出が少ない天然ガスによってできた電気を販売しています。こういった取り組みはSDGs7.15に該当します。
電力会社のSDGsは家庭にメリットをもたらすのか?
では各電力会社がSDGsで取り組んだ内容が家庭にメリットとして届いているのでしょうか?
以下の2つのポイントを抑えておくことが必要です。
- FIT関連の電気の方が安く電気代の出費が抑えられる
- 中小電力会社の方がFITを多く導入しており、電気代が安い
中小電力会社が挑戦するSDGsの取組みはFITの取り扱いの多さにあります。
この取組みは環境へ配慮しながらも安い電気を販売することにつながるため、各家庭にとって電気代節約に繋がります。
つまり、FITに関する電気を中小電力会社と契約することでSDGsを一般家庭で取り組みながら電気代をコストダウンできます。
FITとは…
FITとは別名『再生可能エネルギーの固定価格買取制度』と呼ばれ、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。 電力会社が買い取る費用の一部を電気利用者から集め、コストの高い再生可能エネルギーの導入を支える手法になります。
まとめ
さて今回はSDGsと電気代の関係性を紹介してきました。SDGsに挑戦しながら賢く生活を豊かにしてみましょう。