世界こどもの日から考える相互理解の先に願うもの。
こんにちは。SDGsを経済的な観点から捉えていて記事をUPしています。eSです。
11月20日は「世界子どもの日」でした。1954年、世界の子どもたちの福祉の向上を目的とし、国連によって制定されました。今回は世界の子供たちをテーマに相互理解を深める目的のレポートをしていきたいと思います。
子供たちの生活の質は生まれた国や宗教、それに加えて親の経済力によって無力な子供たちは学習の機会や、身体の不調への対応が大きく変わってきます。
レベル1の国…1日1ドルで生活をする人たちの生活は裸足。床で寝て、ひと家庭に1つあるポリバケツを使用して数時間離れたところへ水を汲みに行きます。その水は雨が降ってたまった泥水のようなものです。水汲みの帰り道で薪を拾いそれに火をつけお粥のような食事をつくります。子供をたくさん産むので兄弟はだいたい5人ぐらいが平均的です。ウイルスに感染しても薬(抗生剤)を買うこともできないので、抵抗力のない小さい頃に感染すると衰弱死になる確率がとても高いです。
このような生活をしている人が世界には10億人います。
レベル2の国…1日5ドルで生活をする人たち。サンダルを買ったり敷布団のようなものを買ったりできます。農業だけで生活するのではなく、家畜を飼う余裕もできます。主に鶏を飼い卵を食べることができます。タンパク質は重要な栄養源です。電気がいくらかでも通るので子供たちも水汲みなどのお手伝いが終わったら勉強をすることもできます。自転車を購入できれば、水汲みに費やす時間も短縮できます。このような生活をしている人は世界には30億人います。
レベル3の国…1日16ドルで生活をする人たち。スクーターを購入できれば都心まで出れるので収入も見込めるようになります。1日16時間働いて収入を得ます。水道管を引けるので水汲みに行く必要もない。電気も通り子供たちも勉強ができます。冷蔵庫を買えば食物を保存することができるのでお腹いっぱい食事を食べれることもできます。事故や病気などで長期離脱をしなければ、の話ですが。そのような生活をしている人は世界に20億人います。
レベル4の国…1日32ドルで生活をする人たち。お財布から3ドルが無くなったとしても生活に支障がない人たち。蛇口をひねればお湯と水が出るし、勉強は12年間もすることが出来る国!旅行に行くということは飛行機に乗ることを意味するし、病気になればすぐに薬が手に入ります。言わずもがな日本はレベル4の国。このような生活をしている人たちが世界には10億人います。
そして、サハラ砂漠以南のアフリカではレベル1の国よりさらに悪状況な1日1ドル以下の生活が余儀なくされています。
豊かな国日本に生まれる確率と、レベル1の国に生まれる確率は10%と同じ確率なんです。
生まれた国でここまで生活の環境やレベルが違います。お互いの違いを認識しながら子供たちには学習の機会と食事や栄養が行き届くことを願ってやみません。