シェアサービスとSDGs
最近ではジャンル問わず幅広く展開し、衣食住のほとんどを共有する事が可能なシェアサービス。
無駄な出費や・廃棄を避けたいと考える人や、インターネットやSNSでのやり取りに抵抗がない人が増えたことがシェアサービスの増加も後押ししています。
なによりも、シェアサービスは多様なモノの有効活用とSDGsの目標達成に貢献する仕組みなんです。
では、SDGsにもつながるシェアサービスを一部ですがご紹介します。
シェア畑
農家の高齢化、人手不足などによって維持・管理が出来なくなった農地や使われていない遊休地を家庭菜園として貸し出すシェアサービスです。
区画分けした小さな畑(3㎡〜)を、自分の畑として契約し、野菜作りが楽しめるサービスで、畑には、栽培に必要なものが完備されているので、手ぶらで来園も可能。農家の高齢化や後継者不足、未使用農地の増加、収益性の低さなど農業界はあらゆる課題を抱えています。それらを解決に導くひとつが、有効活用できていない土地をレンタル農園として生かすことです。土地を豊かにし、地域の活性化、食育も期待できます。
参考URL:貸し農園のシェア畑 | 手ぶらで行けるサポート付き体験農園
Air Closet
「アパレル廃棄ゼロ」を目指したサブスク型女性衣料品レンタルサービスのエアークローゼット。
3,900〜13,800円で月3着〜借り放題というシステムで、返却期限はなく好きなだけ着て、その後は返却するか購入が可能です。
一着あたりの生産で消費される水は浴槽11杯分な上、国内では一日あたり大型トラック130台分の洋服が焼却され埋め立てられています。流行りに左右される、これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄の在り方を変えていかなければなりません。循環型の生産や消費が重視されるようになったいま、この洋服のシェアサービスは大注目されています。
また男性版エアークローゼットとして「Leeap(リープ)」もあります。
参考URL:AirCloset ファッションのサブスク・レンタル
アイカサ
世界で最もビニール傘を消費し廃棄される日本の状況から、雨が降った時だけ使える置き傘のシェアサービスがあります。
アイカサは、24時間あたり140円で利用できて、全国の駅構内やお店の出入り口から傘を借りられて、使い終わったら好きなスポットへ返却ができます。外出先で急な雨に降られてしまったときにアイカサを利用すれば、家にたくさん傘があるのに買わなくて済みます。通り雨ならそのあとすぐに返却し手ぶらで動けて、傘の置き忘れや使い捨てを減らせることが期待されます。
参考URL:アイカサ | 傘のシェアリングサービス
TABETE
食品ロス対策のシェアサービスはSDGsの注目もあり、だんだんと増えています。
TABETEは、お店側が売れ残りや予約のドタキャンなど、今までだと廃棄するしかなかった「おいしくてまだまだ安全にいただける食品」をサイトに出品して、アプリから利用者に買い取ってもらう仕組みです。
通常よりも安く購入でき経済的で利用者にもメリットがあり、なにより食品ロスの削減を実現するフードシェアリングアプリです。
参考URL:TABETE – 食品ロスを削減するフードシェアリングサービス
安いからといって消費・購入するよりも、いつか廃棄されることを考えるとシェアサービスは圧倒的に環境にやさしく経済的です。
現在は、上記以外にも衣食住・旅行・働き方などほとんどシェアサービスで利用することが出来ます。
ぜひ自分の生活スタイルに合った活用法を見つけて、SDGsの目標達成にも貢献しましょう。