イギリス在住のukihaddyです。 

以前、リサイクルの分類を簡潔にするためのごみの分別についての話をさせていただきました。今回は、イギリスでのリサイクルに協力しやすくするための、商品パッケージの秘密をお届けします。イギリスでは、商品パッケージのリサイクル可否を示すために、リサイクル可能な場合に”Recyclable”（リサイクル可能）や”Please recycle”（リサイクルしてください）などのキャプションが表示されることがあります。これによって、消費者に対してリサイクルの重要性を促すことができます。  

プラスチックパッケージのリサイクルラベル制度（OPRL：On-Pack Recycling Label）が導入されているため、イギリスでは一貫性のあるリサイクル情報が提供されるようになりました。OPRLは、パッケージに簡潔なリサイクル情報を提供し、消費者が簡単に、正確にリサイクル方法を理解できるようにしてくれます。イギリスでは95％の食料品市場がこのラベルを使用しているとのことです。 

 ふたつきのまま、同じリサイクル用ごみ箱に入れられたり、パッケージを分解する必要がないように工夫されているパッケージもあります。リサイクル可能の場合は、紙かその他で分別すればいいだけなので、迷うことがあまりまりません。年々リサイクルできるパッケージが増えてきていて、わが家のリサイクルごみも、リサイクルできない一般ごみに比べて割合が増えてきています。昨年より２倍ほどになりました。リサイクル可能として分別すると、ごみを捨てることへの罪悪感を減らすことができ、少しの達成感があるのです。 

 みんながリサイクルに協力するためには、その手間を減らしてくれる仕組みがあるととても助かります。そして捨てる側も、少しの手間は惜しまずに、ひとつでも多くのごみをリサイクルしていく必要があると感じています。