カプセルトイの脱プラ化!紙素材やカプセルレスに学ぶ環境問題
ショッピングモールやテナントの空きスペースで一際存在感を放つ「カプセルトイ」。
最近では1回2,500円もする高級路線も登場し、大人世代のファンやマニアも増加していますね。
カプセルトイ市場は、大人世代や外国人観光客を含めた幅広い人気を獲得しており、近年では1,000億円を超える市場規模へと拡大しています。
今後さらに成長が期待される分野ですが、見慣れたプラスチックの球体にも“脱プラ化”の波が押し寄せています。
今回は、廃棄プラスチック問題に挑むおもちゃ業界の最前線を紹介します。
カプセルトイ進化の背景
カプセルトイのゴミ問題
ガチャガチャと言えば、中身のおもちゃを保護するために球体プラスチックに格納された形がごくポピュラー。
しかし、役目を終えたカプセルはプラごみやリサイクル回収され、「もったいない」と感じる経験をした人も少なくないはず。
カプセルトイ市場の拡大
市場が急速に大きくなる一方で、排出されるプラスチックゴミの削減は業界全体での大きな課題となっています。
カプセルトイの脱プラ事例
バンダイのカプセルトイ

そこで、バンダイが開発したのがカプセルの形状や仕組みを活かしたカプセルレスの「カプキャラ」。
カプセルそのものをフィギュアの顔や身体のパーツに組み込んでしまう画期的なアイデアです。
本来捨てられるはずのカプセルを極力減らし、ボリューム感と個性あふれる商品に昇華させた開発者魂が素晴らしいですよね。
カプセルを手にした時のワクワク感はそのままに、無駄をなくす発想が盛り込まれています。
マプカプセルのカプセルトイ

バンダイが採用し始めたのが「MAPKA(マプカ)」という新素材。
原材料の約51%にパウダー状に粉砕した紙を使用することで、カプセルトイの脱プラ化を促進しています。
紙を主原料とすることで石油由来プラスチックの使用量を削減し、燃焼時の温室効果ガス排出を抑えた廃棄時の環境負荷軽減に貢献しています(※廃棄時の分別ルールは各自治体により異なります)。
ガチャポン史上初の試みは難航したものの、素材に合う強度を保持した上下分離型のデザインの採用や、穴の大きさを微調整することで中身を見やすくすることで問題解決につなげたと言います。
施行された「プラスチック資源循環促進法」をきっかけに、プラ素材が主流の玩具業界にも環境配慮型のリニューアブル素材の開発やごみそのものを排出しないアイデアが重要になっています。
おもちゃと言う身近な存在を通じて、家族や友人と脱プラの大切さを見つめ直してはいかがでしょう。
カプセルトイに関するQ&A
Q1:カプセルのゴミを減らすために個人でできる取り組みはありますか?
A:店頭に設置されている専用の回収ボックスへ返却することが最も効果的です。回収されたプラカプセルはリサイクルされ、新たなプラスチック製品やカプセルとして再利用されます。
Q2:紙製やカプセルレスの商品はどこで手に入りますか?
A:バンダイをはじめとする大手メーカーの直営店や全国の主要なカプセルトイ専門店で導入が進んでいます。商品パッケージや筐体の表示で確認することが可能です。
Q3:環境配慮型のカプセルトイは今後さらに増えますか?
A:プラスチック資源循環促進法の施行に伴い、メーカー各社が紙複合素材や再生プラスチックへの移行を強化しているため、今後さらに普及が進む見込みです。
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カプセルトイでも進む「紙素材への置き換え」ですが、プラスチックから紙への変更にはどのようなメリットや課題があるのでしょうか?紙製品による脱プラのリアルな現状について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
☞脱プラは紙製品への置き換えで正解?メリットと課題を解説
※参考・出典
・バンダイ ガシャポン®「カプキャラ」商品一覧(公式Webサイト)
・カプセルレスのガシャポン®『カプキャラ』シリーズに「ちいかわ」が初登場!(株式会社バンダイ プレスリリース/PR TIMES)
・【ガシャポン®史上初】紙を含有した新素材「MAPKA」を使用したカプセル「マプカプセル」を展開!(株式会社バンダイ プレスリリース/PR TIMES)
・バンダイ「バンダイの環境取り組み」(公式Webサイト)
2026年9月 加筆修正











