認証ラベルを意識するとエシカル消費につながる?
この数年であらゆるジャンルにおいて、環境に配慮した商品やサービスが増えました。
ですが海外から日本に戻ると、エシカル消費・生産において重要なあるものが普及していないことをいつも感じます。
それが「認証ラベル」です。
認証ラベルとは、商品の品質や性能、安全性などを第三者機関が証明するマーク。
商品そのものや、製造過程において審査がおこなわれ、あらゆる基準を満たしたもののみに認証マークがつけられます。
認証ラベルには品質だけでなく、環境へ配慮されたものかどうかを示すものも多く、背極的にラベルがついたものを購入するという消費者は増えています。
日本でも、輸入食品を扱うお店にいくと認証ラベルのある商品をよく見かけます。
ですが、日本の商品を中心に扱っているコンビニやスーパーに行くと、認証ラベルのある商品というのは見つけることがまだ少し難しいです。
この認証ラベルは、消費者にとってエシカルな判断ができる基準となります。
わたしたちは商品を手に取るまでの過程を見れません。
「このチョコレートやコーヒー、生産労働者にしっかり正当な賃金が払われている?」、「この原料は環境に配慮されたもの?」、「この魚って養殖されていたときに水質汚染につながっていない?」など、
商品を扱うお店の人に聞いても、わからないことがほとんどです。
そこで重要になってくるのが「認証ラベル」なんです。
わたしたちが商品を手に取ったとき、このお墨付きラベルがあれば「あ、この商品はしっかり審査を受けて基準をクリアしたんだ」
と判断して購入することができます。
グリーンウォッシュ商品など、一見すると環境やヒトに配慮しているようなものは多くあります。
でもこの認証ラベルを意識するだけでも、エシカルな判断を可能にします。
(もちろん認証ラベルがなかったとしても、すばらしい商品はたくさんあります。)
多くの人がパッケージやキャッチコピーだけをみて商品を選ぶのではなく、
この認証ラベルがある商品を手に取る習慣を身につけることで、きっと世界は変わっていくでしょう。