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つくる責任、つかう責任を考えて活用したいロスフラワー

ヨコハマ経済新聞によると、横浜の帆船日本丸では、現在「ロスフラワー」を活用しフォトスポットを2022年3月まで設置しているそうです。(2021年現時点での予定)

このようなロスフラワーは、2020年12月にラフォーレ原宿にて「街に咲くロスフラワー」として装飾されました。

フードロスの問題が積極的に改善する動きが活発化している昨今、ぜひ一緒に注目していただきたいのが、フラワーロス の現状です。

参照:ヨコハマ経済新聞「帆船日本丸に「ロスフラワー」を活用したフラワーフォトスポット」

ロスフラワーとは?

ロスフラワーとは、品質には問題がなくても規格外であることを理由に廃棄されてしまう花や需要に見合わず多く生産されてしまい処分扱いとなる花のことです。

農林水産省が発表した2020年の「花きの現状について」によると、花の消費は年々減少傾向にあります。そのような市場にコロナの影響でイベントが中止・縮小になったことで拍車がかかり、多くのロスフラワーが発生してしまいました。

参照:フラワーライフ振興協議会 フラワーロス ってなんだろう?

ロスフラワー活用の取り組み

このような問題を受け、農林水産省では花事業を振興する「花いっぱいプロジェクト」を実施し情報公開を行なっています。また「ロスフラワー」そのものを販売する取り組みも行われています。花の本数を多く求める場合には、ロスフラワー専門のサイトを活用すると花の廃棄防止に貢献できるかもしれません。

参照:農林水産省 「花いっぱいプロジェクト2021

ロスフラワーを減らすためにできること

ロスフラワーを減らすためにできる例としては、以下のようなものが挙げられます。

・生産者から直接購入する

・定期便を設けることで、安定した需要と供給をつくる

・ドライフラワー、ポプリなどに活用・販売

・ロスフラワーを販売するショップを活用する

生産物の廃棄問題は、SDGsの目標「つくる責任、つかう責任」に密接に関わっていると言えます。これからもロスフラワーそのものを失くしていけるような仕組みづくりが求められていくでしょう。

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