ゴミ袋はなぜ半透明なの？

私の地域のゴミ集積場の写真です。
この写真を見て何かおかしく感じませんか？
ほとんどの人が、ゴミ袋に黒ビニール袋に入れて二重にしているのです。どこでもこんな状況なのでしょうか？

通勤で朝早く街中を通ると、集積場はなく、あちこちに2～5袋ぐらい置いてありました。でもやはり黒ビニール袋に入れている人もいましたが極わずかでした。
黒ビニール袋を使うのはなぜでしょう？

黒ビニール袋を使うのは、カラスが荒らすので中身が見えないようにしているらしいです。
でも、頑丈な金網のボックスだし目の細かい黄色いカラス除けネットも張ってあり、カラス対策は万全だと思うのですがそれでも荒らされるのでしょう。

１つだけ新聞紙を入れているゴミ袋がありますが、これは私です。
私はいつもゴミをそのまま入れて出しているので、ちょっと気が引けました。それで苦肉の策で新聞紙を入れることにしました。細やかなSDGsの実践者として環境負荷を考えるとやはり新聞紙の方がいいと思われます。

この地に引っ越してきてずっと気になっていた上に、新聞紙で隠すということをし始めて腑に落ちない私、ゴミを搬入する度にもやもやしていました。ついに市役所環境課に電話をして尋ねてみました。すると「特に禁止はしていません」との軽い答え。ちょっとがっかりでした。

そもそもゴミ袋が半透明になったのはなぜでしょう？それは、

1.中身が見えるので分別が徹底でき、資源のリサイクルの意識を高め、促進させる
2.鋭利なものが入っていた場合非常に危険なので収集作業の安全性を高める
3.分別の徹底で焼却施設や埋め立て地の延命化などをねらう

これらを意図したもののようです。
でも黒ビニール袋を使うことで

1.中身が見えない。分別も定かではない。
2.危険物が入っていても分からない。
3.焼却施設や埋め立て地は短命化に。

脱プラスチックの今、もう一考する必要があるのではないでしょうか。確かに最近のゴミ袋は材質改善されていますが、生産時にも燃焼時にも二酸化炭素を排出するものですからもっと半透明の意味を考え直し対策を提案できる自分でありたいと思いました。