自然と建物の融合!グリーンビルディングに注目
高層ビルが立ち並び、アスファルトが引き締められ、車が行き来する。
都市部では建物が密集し、最新の流行品が飛び交い、人が集まる最先端の場所とされています。
しかし、人工物が多い場所は、環境にも健康にも良い環境ではないでしょう。
その場にいると、熱気や空気の悪さを感じるのは、私だけではないはずです。
一方で、自然豊かな森の中、土の香り、涼しい風が吹き抜ける場所はどうでしょう。
想像するだけで、気持ちが透き通る感じがしますよね。
都市部では、自然が残る農村部よりも気温が高くなる「ヒートアイランド」現象が起きているそうです。
私が住む沖縄は、まだ自然が多く残り海風も入るので、真夏でも涼しく感じられます。
ですが、東京では日陰にいても熱気・熱風がすごく、外に居続けるのは生命の危機だと友人が言っていました。
それくらい、人工物に囲まれていると、人にも大きな影響を与えるのですね。
環境大国のドイツの建造物
ドイツは環境大国とも呼ばれ、気候変動対策を率先している国です。
人が住んだり仕事をする場所として、建造物は必要になりますが、自然を削って人工物を立ててしまえば、どんどん緑は減ってしまいます。
こうしたヒートアイランドを減らすために、建設や運営にかかるエネルギーや水使用量の削減、施設の緑化など、建物全体の環境性能が高まるよう最大限配慮して設計されたグリーンビルディングがドイツでは多く作られています。
2021年に完成したオフィスや商業施設などが入る「Kö-Bogen II」は、30,000本を超える木々が植えられたヨーロッパ最大級のグリーンビルディングになります。
建物全体が緑に覆われていて、建造物というよりまるで小山のように見えるでしょう。
都市が林冠被覆40%になると、温度は最大5℃下がる可能性がある事も分かっており、グリーンビルディングが増えれば、ヒートアイランドから「クールアイランド」に変えることもできると言われています!
そして、植物が増えれば二酸化炭素を吸収してくれるので、地球温暖化の抑制にもなりますね。
※参考資料:『リジェネレーション 気候危機を今の世代で終わらせる』
日本にもあった!自然と共和した建造物
滋賀県にあるラ コリーナ近江八幡は、私も訪れたことがあります。
まるで、ジブリの世界のような大人でもワクワクするような作りでした!
その他にも、下記の自然と共和した建造物が日本にもあります。
ぜひ一度は尋ねてみるのもおすすめですよ。
・静岡県:COEDA HOUSE(コエダハウス )
・長野県:碌山美術館/碌山館
・香川県:豊島美術館
地球に作り上げる自然の建造物
ほとんどがコンクリートで覆われた建物が増えれば増えるほど、自然がなくなり温暖化が加速してしまいます。
地球上に作るならば、環境に優しく人にも快適な建物を増やしていきたいですね!!