マイクロプラスチック、環境汚染、強制労働、動物福祉など問題が多い服の素材選び

自分が気に入って買った服が、マイクロプラスチックをばらまいていたり、人権侵害に関わっていたり、動物に苦痛を与えているものと知ったら…。
単に値段と色や形だけで選ぶだけでなく、素材も気になることでしょう。
2020年5月2日 AFP BB NEWS の記事より
https://www.afpbb.com/articles/-/3281023?cx_part=search
大半の人は気付いていないが「大半の衣服はプラスチックでできている」
ポリ袋、ペットボトルなどのプラスチックごみが大量に海に流入しているだけでなく、
家庭の洗濯機から吐き出された微小な合成繊維片(マイクロファイバー)が
海洋の至る所を汚染している─。
とあり、ポリエステルやアクリルなどの合成繊維は、
洗濯時だけでなく、着ているだけでも摩擦で、マイクロプラスチックを
ばら撒いているということを知ったときはとてもショックでした。
素材を気にしてあまり服を選んだことがなかったからです。
しかし、服の素材をすべて生分解できる天然素材であればいいかというとそうでもありません。
綿は、栽培するために膨大な量の水と農薬を使用することが多く、環境に負荷がかかる問題と、
中国政府がウイグル自治区の人たちを強制的に働かせているのではないかとニュースにもなり、
人権侵害の問題もあります。
絹は、蚕を「絹を採る為だけのもの」の昆虫として
度重なる遺伝子組換えで、人間の都合のいいように変えられ、野生で生きることができなくなりました。
メリノウールの羊も皮膚の表面積が広くなるよう改良されて野生にもどれません。
羊の尻の皮膚を切除する「ミュールジング」と呼ばれる措置も、問題視されています。
ダウンジャケットに使われる「羽毛」はガチョウやアヒルの水鳥の羽毛を麻酔もなくむしる採る
ケースが多いといいます。
環境にも、人にも動物にも無理がない「ものづくり」は簡単ではないと思いますが、
人がもっと資源を大切に使うことは優先するべきだと思います。
欲しいと思った服のブランドが地球環境に対する取り組みをどのように行っているか、まずはチェックして、信頼できるブランドを見つけることが、地球環境をよくする行動のひとつと思います。













