マイピックアップNo. 347

パーム油と私たちの生活

みなさんこんにちは。
SDGsを経済の観点から捉え、主に記事をUPしています。eSです。

パーム油は化粧品や食品に使用される植物性の脂で私たちのとても身近な油でもあり、植物性の油の中でも最も多く消費されていることでも有名です。
アブラヤシから生産されるパーム油はインドネシアとマレーシアでの拡大が著しく、現在はこの2カ国で総生産量の約85%を占めています。

活用性の良いパーム油をめぐってはその高い需要から度々、熱帯雨林の環境問題やそこで暮らす野生動物たちへの影響、そして労働する人たちに対しての倫理的な問題など様々な点からの改善を求められています。
その中でも日本は国内使用量を100%輸入でまかなっているのでパーム油の生産がもたらすさまざまな問題に対し、大きな責任を担う消費国として、早急な対応が求められていることは言うまでもありません。
パーム油を使わない、代替えを探すという安易な解決策がよくあげられています。パームボイコットキャンペーンやパームフリー(パーム油を含まない)製品の販売も行われています。しかしこのような行動は単純で分かりやすいのですが、問題解決にはほとんど寄与しないのでSDGsで掲げられているような根本解決にはなりません。

根本解決策として2004年4月に「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」として7つのステークホルダーが設立されました。使用抑制や保護価値労働者の倫理.尊重などです。本部はマレーシア、クアラルンプールにあります。

ただ単純にパーム油が使われているかどうかで判断するのではなく、消費国である日本をはじめとした国々が持続可能なソーシングや調達をすることが、パーム油の持続可能な生産に繋がるはずです。
企業のサプライチェーンの取引も加速する中、消費する側も2025年、さらに2030年に向け、賢い消費者となりながら力を合わせ取り組みを加速させていけたら良いと思っています。

私たちの正しい欲しい(選択)が、地球と繋がっていることを心より願って…。

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    私たちの欲しいと 私たちの頑張るは 地球と繋がっている…

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