SDGs とシェアハウスの可能性
こんにちは、そして初めまして!すぎまりと申します。
簡単な自己紹介をすると、約2年間シェアハウスで生活をしており、ゆくゆくは自分でコミュニティハウスを立ち上げたいなと思っております。また、社会課題解決へのアプローチを様々な側面から学びたいと思い日々勉強中です。
このテーマに興味を持っている理由は、私自身が母子家庭で育つ中で、母親の孤独さ・子育てと仕事の両立には限界があると痛感していたからです。なぜ、ひとり親家庭の課題は変わらない中、このような状況がいまだに改善されないのか幼い頃から疑問に思っていました。
大人になり、シングルマザーシェアハウスでのボランティアやシェアハウスでの暮らしを通して、生活基盤とコミュニティの仕組みを変えれば、豊かな生活があることを痛感しています。
今回初めての投稿になりますが、このような情報を必要とする多くの人に少しでも届いて欲しいと思っています。
近年はシェアリングエコノミーやシェアオフィス、シェアカーなど、「シェア」という言葉が目立ちます。今回取り上げたいテーマは、ひとつの住居を複数人でシェアするシェアハウスについて。シェアハウスがSDGsの達成に貢献するの?という声も聞こえてきそうですが、いろんなコンセプトを持ったシェアハウスが今増えているんです。
まず初めに紹介するのは、シングルマザーシェアハウス。
シングルマザーシェアハウスとは入居対象を母子家庭向けにした賃貸物件のことをいいます。
シングルマザーシェアハウスがSDGsに当てはまる目標として、「1貧困をなくそう、2全ての人に健康と福祉を、5ジェンダー平等を実現しよう」の3つが挙げられます。
1貧困をなくそう
日本のひとり親家庭の相対的貧困率は48.1%と(OECD平均32.5%)先進国で最悪のレベルです。実際に日本では母子家庭というだけで家を借りることも困難な現状がある中、鹿児島シングルマザーシェアハウスでは2万円代から入居が可能な場所もあります。
2全ての人に健康と福祉を・3ジェンダー平等を実現しよう
多くのシングルマザーシェアハウスには、健康と福祉の向上のサービスが充実しています。例えば、千葉県流山市のシェアハウス「MOM-HOUSE(マムハウス)」では母親への就労支援サービス・洗濯代行などの家事軽減サービス・子供の送り迎えサービスなど生活の負荷を減らす仕組みがあります。そんな仕組みを活用すれば多くのお母さんにとって、とても働きやすい環境が作られることにもつながります。
もし、今現在母子家庭で賃貸物件やシングルマザーシェアハウスをお探しのかたがいたら、母子家庭向けの賃貸・シェアハウス紹介サイトであるマザーポートをご活用くださいね。
次に紹介するのは、多世代型介護付きシェアハウス。
今回は神戸市にある「はっぴーの家ろっけん」について紹介していきます。
はっぴーの家ろっけんは高齢者の介護サービス付きの多世代型シェアハウスです。
元々は高齢者むけだったマンションを多世代型のシェアハウスに改築し、要支援から要介護5の高齢者、認知症の方も入居しています。
1全ての人に健康と福祉を 2人や国の不平等をなくそう
はっぴーの家ろっけんでは、介護・看護のプロだけではなく、子どもや若者、外国人など、高齢者に関わる人を増やし、コミュニティに参加することで相互理解が生まれ、様々な人の居場所になっています。職種や年齢、国籍などが異なる人々が出入りし、その数は1週間で200名に上るといいます。
暮らしの仕組みを変えることで、より豊かな生活になり持続可能な生活に繋がることはとても魅力的ですよね。
参考
シングルマザーの現状について
厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課