もったいないをありがとうに…日本初フードバンク、セカンドハーベストジャパンが目指す安心して食べられる未来。
みなさんこんにちは。
SDGsを経済の観点から捉えた記事を主にUPしています。eSです。
日本初のフードバンク【セカンドハーベストジャパン】創業者のマクジルトン・チャールズさんはカンブリア宮殿にもご出演されていました。セカンドハーベストジャパンは食品会社などから提供を受けた食品を、生活困窮者に供給する活動などを目的とした特定非営利活動法人(NPO)です。
品質には全く問題がないものの、缶詰が凹んでしまったり、包装不備などで市場での流通が困難になったため、商品価値を失ってしまった食品が発生するのが日本の食品加工会社などの現状があります。従来は、このような理由だけで食べられるのにも関わらず廃棄されていました。”もったいない”を生活困窮者に届け、”ありがとう”に変えていく。食品の提供を原則として無償で受け、支援に繋げているようです。
このような【フードバンク活動】はアメリカでは当たり前…というかとても多い地域で広がっているものです。その理由としては、国や州をあげての保護システムがあるので、社会に浸透しやすくなっています。ところがまだまだ日本では馴染みがとても薄いため、活動規模が極度に小さいです。事実、蓋を開けてみるとセカンドハーベストジャパンに食料を提供している企業は大半が外資関係の会社が占めていて、日本企業の協力は少ないですが。
先述しましたが、テレビ東京系のドキュメンタリー番組でもある、”ガイアの夜明け”でセカンドハーベストジャパンの活動が伝えられた経緯も、「このような(フードバンク)活動を日本でも広く発展させていくべきである」という考えを主張する声が多数あったからだとされています。
そんなセカンドハーベストジャパンから2017年台東区にオープンしたのが【Kids Cafe】です。家庭の事情で家で思うように食事が取れなかったり、お家に一人で側に誰もいなかったり、長い時間一人でお留守番をしていたり、宿題をしたいけれどする場所がない、または宿題を見てくれる人がいない…そんな子供達が、”来るとほっとする”そんな居場所を提供しているのがKids Cafe(子供たちのためのカフェ)だそうです。
単純に食事を提供し、安心した場所を解放しているだけでなく、子供たちでオリジナルのバナナジュースなどの飲み物や米粉バナナホットケーキ、もやしのお好み焼きなどなど…自分で作れるようになるための時間も提供しているそうなので、自立支援の一環もいなっています。
コロナ禍になり感染拡大防止の観点から、しばらくお休みをしていたKids Cafeが方針を新たに、今年の2月より活動再開したとのことでした!すごく喜ばしいnewsだと思います。
豊かな国だと言われている日本でも、給食でしかご飯が食べれなかったり、一人親の家庭の子どもで夜一人でお留守番をしている子だったり、様々な事情でお家で十分な食事が取れない、お留守番が長いそんな子ども達がいる国でもあります。
全ての子供達が安心してそして、お腹も心も満たされるそんな未来のための活動をしているのがセカンドハーベストジャパンです。10万人に届けるとコミットをしているようです。そんな目標が達成した時には日本の子供の笑顔もたくさん増えているといいな…と心から思います。私も個人的に、微力ながら15年間に渡り応援、支援をさせて頂いています。今後もたくさん支援できよう頑張ります!