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持続可能な農業システム|アクアポニックスとは

我が家には120センチの水槽があり、旦那が好きな古代魚(ポリプテルスエンドリケリー)を飼育しています。
ですが、生き物を飼うということは、排泄物がでて掃除が必要ということです。
我が家の水槽は、苔が生えて糞が沈澱し汚れており、観賞としてはイマイチの見栄えです。
しかし、旦那は掃除が苦手・・・。
私がたまに掃除をするのですが、「微生物がいなくなるから、そこまで綺麗にしなくて良い」と言われると、どこまで掃除すれば良いか難しいところでした。
そんな時に、「微生物が魚と野菜を育ててくれる」という次世代の農業があることを知りました!
水槽の掃除も減らすことができる画期的なシステムに興味がありましたので調べてみました。

アクアポニックスって何?

聞き慣れない言葉「アクアポニックス」。
これは、水産養殖と水耕栽培を合わせた言葉です。

水産養殖=Aquaculture

水耕栽培=Hydoroponics

このアクアポニックスは、水槽の魚の糞を微生物が分解して栄養素へ変えて、それを農作物に取り込ませるという、双方にとってとても画期的なシステムとなっています!!
そもそも農業や養殖業は、大量に農薬や肥料を使うことで環境に負荷を与えていました。
その結果、土壌汚染や生態系のバランスを壊すなど、持続的に行うにはリスクが伴います。
そこで、注目されているのがアクアポニックスです!
アクアポニックスは、魚の糞を栄養分に微生物が分解して、農作物を育てる仕組みです。
そして、農作物が水を浄化してまた魚の住処を綺麗にしてくれる循環となっています。

アクアポニックスは持続可能な農業システム

先に述べたとおり、微生物の力を使って魚の糞を分解した栄養素で作物を作り、作物により浄化された水がまた循環されるので、環境にもコスト的にもかなりメリットがあります。
土壌で栽培すると、雑草や害虫による被害も考えられます。
しかし、アクアポニックスでは、雑草も生えずに害虫の被害もほぼありません。
そして、水槽の掃除や水の交換も減らすことができるので節水にも効果的です!
そしてそして、驚くべきことに土壌栽培よりも短期間で育つという結果が出ています!!!
これまで、農業と養殖業は別々の場所で作られていました。
その場所ごとに、電気やエネルギーは消費されて、大量に資源を使っているということが分かります。
ですが、アクアポニックスは、一箇所で循環ができるシステムなので、エネルギーコストも抑えることができるのです。

これからの農業に期待!

まだまだ認知の低いアクアポニックス。
また、野菜は土で育てるべきとか、魚の糞を使うのは嫌だという考えの人もいると思います。
ですが、地球の循環を考えたら、不思議なことはないのかなと個人的には思っています。
地球の生命の序列の最下位層にいる微生物。
微生物が分解してくれて、その栄養素が土を豊かにして植物や作物が育ち、その恩恵を動物や人間が得ている。
これまでの農業や養殖業を続けると、環境問題にストップがかかってしまい、食料を安定的に供給することは難しくなります。
しかし、アクアポニックスであれば、農作物の生産と環境問題の両方を解決でき、持続的に続けられるシステムとして、地球にも良い環境を作れるでしょう。
まずは、我が家の水槽からスタートさせるのも面白いかな・・・と考え中です。
水槽掃除も楽になれば一石二鳥ですね(笑)

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