持続可能な産業

サントリーのSDGsとは?身近な天然水から選ぶ地球に優しい選択

持続可能な産業

2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」。「人と自然と響きあう」を企業理念に掲げるサントリーグループは、事業の根幹である「水」を守る活動をはじめ、持続可能な社会づくりに向けた取り組みを多角的に展開しています。

コンビニやスーパーで何気なく手に取る飲料の背景には、どのような環境配慮や未来への挑戦が隠されているのでしょうか。この記事では、サントリーの代表的なSDGsアクションと、私たちが日常の中で実践できる身近なエコ習慣を紹介します。

サントリーのSDGsとは?

サントリーグループは、創業期からの精神である「利益三分主義」を受け継ぎ、自然環境の保全や社会貢献を企業活動の中心に据えています。

特に清涼飲料や酒類などの製造に欠かせない「水」や「自然の恵み」を持続可能な形で次世代へ引き継ぐため、環境・社会課題の解決を経営戦略そのものとして位置づけています。

水と森を育む水源涵養活動

天然水の森による環境保全

サントリーは「汲み上げる地下水以上の水を森で育む」というウォーターポジティブの思想のもと、全国各地の水源涵養エリアで「天然水の森」活動を展開しています。

単に木を植えるだけにとどまらず、専門家と連携して土壌の保水力や鳥類・植物などの生態系を長期調査し、豊かな生物多様性を守りながら50年・100年先を見据えた森林整備を続けています。

次世代へつなぐ水育プログラム

未来を担う子どもたちに向けて、水の大切さや自然環境の仕組みを伝える次世代環境教育「水育(みずいく)」を実施しています。

森と水を体感する「森と水の学校」や、小学校での出前授業を通じて、自然への感謝と環境配慮の意識を育む場を広げています。

災害時給水や世界の水アクセス支援

サントリーは水源保全だけでなく、水に関する社会課題の解決にも取り組んでいます。国内の大規模災害時には自治体と連携して飲料水の緊急支援を行うほか、水インフラが不足する地域への安全な水アクセス向上や衛生支援を展開し、命を支える水を広く社会へ届けています。

循環型社会をつくる脱プラへの挑戦

サントリーは、製品のライフサイクル全体を見据え、廃棄物を最小限に抑える循環型経済(サーキュラーエコノミー)の実現を目指しています。飲食現場で繰り返して使われるリターナブル瓶の活用や工場副産物の再資源化を進めるとともに、最も身近な課題である「プラスチック」の資源循環に力を注いでいます。

ボトルtoボトルの水平リサイクル

使用済みペットボトルを回収・洗浄・再原料化し、再び新しいペットボトルとして再生する「ボトルtoボトル」水平リサイクルを積極的に推進しています。

石油由来の新規プラスチック使用量とCO2排出量を大幅に抑える仕組みであり、2030年までに全世界で新規化石由来原料の使用をゼロにし、100%サステナブルボトルを実現することを目指しています。

植物由来100%素材ボトルの開発

化石燃料依存からの脱却を目指し、植物由来素材を100%使用したペットボトルの開発・実用化に向けた技術開発も進めています。

包装資材全体の軽量化やラベルレス製品の普及促進など、プラスチック資源循環の先進モデル構築に挑み続けています。

気候変動を防ぐクリーンエネルギー

国内自社拠点での再エネ100%電力

自社工場や事業所で使用する電力のグリーン化を加速させており、国内および北米・欧州の自社拠点で購入する電力を順次100%再生可能エネルギーへと切り替えています。

製造工程における徹底した省エネの追求とあわせ、2050年のサプライチェーン全体での温室効果ガス排出実質ゼロ(ネットゼロ)の達成に向けた取り組みを着実に推進しています。

サントリー製品から始めるエシカルアクション

私たちが普段の生活の中でできる、身近なエシカルアクションを紹介します。

商品選択:FSC認証や再生PETマークの確認

買い物をする際、パッケージに記載された「リサイクルPET素材使用マーク」や、適切に管理された森林由来の紙パッケージを示す「FSC認証」に注目してみてください。環境配慮型の製品を意図して選ぶこと(エシカル消費)が、持続可能なものづくりを行う企業を直接応援することにつながります。

分別回収:キャップとラベルの完全分別

飲み終わったペットボトルは、キャップとラベルをきれいに剥がし、中を軽くすすいで資源回収へ出すことが重要です。異物混入のない綺麗な状態で回収されることで、高品質な「ボトルtoボトル」の水平リサイクルが円滑に行われます。

サントリーのSDGsに関するQ&A

Q1:再生素材を使ったペットボトルの衛生面や安全性に問題はありませんか?

全く問題ありません。サントリーが採用する水平リサイクル技術では、回収したボトルを細かく粉砕・洗浄した後、超高温・高真空の環境下で樹脂内部の微細な不純物まで分子レベルで徹底的に除去(除染)しています。厚生労働省や米国のFDA基準を満たした新品同等の安全性が確認されているため、飲料用として安心して口にできます。

Q2:「天然水の森」の活動面積はどれくらいで、なぜそこまで広げているのですか?

A2: 国内全工場で汲み上げる地下水量の「2倍以上」を涵養することを目標に設定しており、全国20箇所以上、およそ1万2,000ヘクタール(山手線の内側の約2倍)にまで広がっています。単なるCSR(社会貢献)にとどまらず、事業継続に欠かせない良質な地下水を未来永劫枯渇させないための経営基盤として長期投資を続けています。

Q3:ラベルレスのペットボトル製品は環境にどれくらい効果がありますか?

A3: プラスチックラベルを削減することで、資材製造時の石油由来原料とCO2排出量を抑えられます。また、家庭やオフィスでの分別作業が省けるためリサイクル工程に回りやすくなり、水平リサイクルの回収効率向上にも大きく寄与しています。

※サントリーグループの全体方針や目標の詳細は、サントリーグループ サステナビリティ公式サイトにて公開されています。

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2026年11月 加筆修正

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