循環

古着処分を賢く進める無料回収ブランド10選と服を増やさない工夫

循環

古着処分で途上国寄付を選ぶ注意点

これまでたくさんの古着がアフリカなどの途上国に寄付されてきました。 
よかれと思って行われてきた古着の寄付ですが、現地ではその多くが廃棄となり、災害や自然破壊、アフリカの繊維産業の衰退にもつながってしまっています。 

もちろん難民キャンプなど物資が圧倒的に足りていない地域への寄付など、メリットも多くあるでしょう。 
しかし、善意の寄付がゴミの押し付けにはならないよう、他にもどんな古着の手放し方があるのか見ていきたいと思います。 

古着処分を減らす暮らしの工夫 

ファストファッションの流行により、私たちは服を手に入れることも、手放すことも気軽になってきています。
国内では、1人あたり年間約18枚の服を購入し、年間約15枚もの衣服を手放している(うち約12枚はそのままゴミとして処分される)ともいわれています(参考:環境省 サステナブルファッション)。
 
しかし、地球環境に及ぼす影響の大きさから、まずは手放すもの自体を少なくすることを考えなければなりません。 

  • 購入する前に、本当に必要なものかよく考える 
  • 長く着たいと思える服を選ぶ、選んだら長く大切にする 
  • 手放す前に、再利用方法はないか考える 

など、自身の心の在り方と行動で、手放すものを少なくしていきたいですね。  

無料で古着処分ができるブランド10選

いくら大切に着ても、サイズが合わなくなったり、傷んでしまったり、いろいろな事情で手放すことになる服は少なからず出てしまうでしょう。 

そこで、古着を無料で回収するアパレルブランド10選をご紹介します。  

ユニクロ

自社で販売されたすべての商品を店舗で回収しています。回収された服は難民キャンプや被災地への緊急支援衣料としてリユースされるほか、服から服へのリサイクル「RE.UNIQLO」の取り組みにも活用されます。 URL:https://www.uniqlo.com/jp/ja/special-feature/sustainability/re-uniqlo

GU

ユニクロ同様、自社で販売したすべての服を店舗のリサイクルボックスで回収しています。状態の良いものは難民支援等へ、着られないものは固形燃料や自動車の防音材などの資源として活用されます。 URL:https://www.gu-global.com/jp/ja/special-feature/sustainability/planet/clothes-recycling/re-gu

無印良品

自社で販売された衣料品(靴下・下着類除く)やタオル・シーツなどの布製品を店舗で回収しています。持ち込むと「MUJI passport」アプリ内で1,000マイルが付与され、回収した服は「Re.MUJI」として染め直して再販売や原料化が行われます。 URL:https://www.muji.com/jp/ja/special-feature/other/remuji/resource-recovery/

ZARA

自社製品だけでなく他社ブランドの衣服やシューズ、アクセサリーまで幅広く店舗で回収しています。NPOやNGO団体と提携し、非営利目的のコミュニティプロジェクトや生地のリサイクルに役立てられます。 URL:https://www.zara.com/jp/ja/help-center/ClothesCollectionProgram

H&M

ブランドや服の状態を問わず、どんな衣類でも1袋から回収しています。公式アプリ(H&Mメンバー)を提示して持ち込むと、次回3,000円以上ののお買い物で使える500円OFFデジタルクーポンと特典ポイントがプレゼントされます。 URL:https://www2.hm.com/ja_jp/customer-service/product-and-quality/garment-collecting-reycling.html?srsltid=AfmBOorzgGC2SpPmkLFwZJDpnMMMQRApsfOPxSyiskafbrr28GsvOpG-

and ST(アンドエスティ)

グローバルワークやローリーズファームなどを展開する「and ST(アンドエスティ)」グループでは、衣料品回収プロジェクト「Play Cycle!」を実施しています。自社製品だけでなく他社ブランドの服も回収対象で、店舗に持ち込むと「and ST」で使えるポイントがプレゼントされるキャンペーンも定期的に開催されています。 URL:https://www.andst-hd.co.jp/playcycle/

アーバンリサーチ

廃棄衣料をクラフト紙へとアップサイクルするプロジェクト「commpost(コンポスト)」を展開しています。自社衣料品の回収に加え、店頭へ持ち込むと専用アプリのポイントが付与される特典もあります。 URL:https://www.urban-research.co.jp/special/

ゴールドウイン

ザ・ノース・フェイスやヘリーハンセンなどを展開するゴールドウインでは、「GREEN CYCLE」活動としてブランドやメーカーを問わず不要になった服を回収しています(一部店舗を除く)。服から服への再生プロジェクトを推進しており、直営店への持ち込みでクーポンが還元されるキャンペーンも実施されています。 URL:https://greenisgood.goldwin.co.jp/green-cycle

パタゴニア

自社で製造したすべての製品(ウェアからアクセサリーまで)をリサイクルの対象としています。各直営店への持ち込みのほか、カスタマーサービスへ郵送(元払い・お客様負担)することでも回収を受け付けています。 URL:https://cs.patagonia.jp/s/article/000002251

スノーピーク

自社製品のテントやアパレルを対象にリサイクル回収を行っています。回収された衣料品は新たなアパレル製品の原料やエネルギーへと再資源化され、エコポイント還元プログラムなど循環型モノづくりに貢献できます。 URL:https://www.snowpeak.co.jp/sp/recycle/

古着を無料で回収するアパレルブランドは多く、回収に協力すればクーポン券やポイントなどをゲットできる場合も。何より無料回収は、不要になった服を新たな資源としてリサイクルできる、環境に優しい処分方法です。

手軽で利用しやすい回収先を見つけ、ぜひ古着を無料回収に出してみてください。  

古着処分に関するQ&A

Q1:傷みや汚れが激しい古着でもブランドの回収ボックスに出せますか?

A:企業やブランドによって基準が異なります。ユニクロやGUなどは「自社製品であれば状態を問わず回収」としている場合が多いですが、濡れたものや著しく汚れたものは衛生上NGとなることがあります。汚れがひどい衣服は、ハサミで切って掃除用のウエス(雑巾)として使い切ってから処分するのもおすすめです。

Q2:自治体の資源ごみに出す場合とアパレル回収に出す場合の違いは何ですか?

A:自治体の古着回収は地域全体での再資源化(工業用ウエスやフェルト素材等)に役立てられます。一方、アパレルブランドの回収では自社の最新リサイクル技術で新しい服の繊維に再生(服から服へ)されたり、買い物で使える特典・ポイントが得られたりする点が魅力です。

Q3:古着を処分する前に家庭でできるリサイクルのアイデアはありますか?

A:着なくなった綿素材のTシャツやシャツは、小さくカットして「使い捨てのウエス」にすると、キッチン周りの油汚れ拭きや拭き掃除に重宝します。また、生地の状態が良ければエコバッグやクッションカバーなどにリメイク(アップサイクル)して楽しむことも可能です。

あわせて読みたいおすすめ記事
不要になった服の処分方法を学んだ後は、次に選ぶ1着も環境に優しい視点で探してみませんか? オンラインで手軽にサステナブルなファッションを楽しめる「ZOZO古着の活用術」をぜひチェックしてみてください。
ZOZO古着でおしゃれにエコを叶える賢い服の選び方

<参考> 
https://president.jp/articles/-/53225 
https://www.elle.com/jp/fashion/fashion-column/a38128658/ayumi-nishigawa-vol7-1121/ 

2026年8月 加筆修正

    スポンサーリンク
    sora

    「地球と体に優しい暮らし」をテーマに発信するライフスタイルライター。無添加食材の選び方や調味料の活用術、身近な素材で楽しむエコラッピングなど、日常で無理なく取り組めるサステナブルな知恵を提案します。

    この記事はいかがでしたか?よければ「Good」してください。