環境活動家、谷口たかひささんの話
引用:公式サイト
環境活動家の谷口たかひささんをご存知でしょうか。日本各地で講演したり、海外でも実業家として活動されている方です。
谷口さんの話は、とても奥が深いのです。。。考えさせられることがいっぱいでした。今まで自分では気づけなかったことを、多く学ぶことができたきっかけでした!
谷口さんの講演を聞いて、環境問題についてやそもそもの考え方などの気づきをこちらでシェアしたいと思います。
「正義」の反対は「正義」
これまで、自分の考えたことは正しいと思っていました。でも、これは私の中の正義であって、他人から見たら違う見え方があるのだと知りました。
例として鬼ヶ島の話があります。
桃太郎は鬼を倒した正義のヒーローで、鬼は悪者というストーリー。でも、見方を変えて鬼を視点にしたストーリーがあったとします。もし鬼に子供がいて、桃太郎が鬼親を倒していたら、鬼の子供は桃太郎に復讐を考えるかもしれませんね。
このように、自分の正義が必ずしもすべて正義に繋がることはないという気づきがありました。
平等と公平は違う
似たような言葉の平等と公平。でもちゃんと言葉を理解すると違いが見えてきます。
平等→差別なく、誰も同じにということ。 公平→その人に合わせて同じということ。 |
平等な扱いは一見すると対等に見られますが、これは立ち位置が同じで成り立つことです。
例えば、男と女では力の差は全然違います。なのに「平等で同じ重さの荷物を運びなさい!」と言われたら無理があるでしょう。男と女だけではなく、大人と子供も平等にしたところで圧倒的な差がありますね。
一方で、公平はどうでしょう。
公平とは、特定の人や物事に偏らずに対応することです。
例えば、足が不自由な方のために優先席があったりするのは公平な取り組みです。しかし、若くてしっかり歩ける人が優先席に陣取るのは違和感を感じますよね。
その人の「環境」「性別」「状況」など様々な違いを考慮した上で、公正な世の中になると、みんなが幸せになりますね!
義務の反対語の権利を教わらない日本
こちらも、言葉の意味をしっかり捉えると違いが分かります。
義務→しなくてはならないことや、してはならないこと。 権利→自由にやっていい、好きに行動していいこと。 |
日本の教育では、主に義務しか教えられません。
身近な例だと、怪我をしないように・安全に過ごせるようにという思いから、親が「やってはダメ」「危ないことはしちゃダメ」と伝えることもありますね。しかし、この教えにより「自分はこうではなくてはならない!」とがんじがらめになり、生きづらさを感じてしまうのです。
権利の教えは、義務の反対語なので「何をやってもいい」ということです。そこには、自分で考える能力だったり、自分で決める責任だったり、自分のやりがいを自由に生きてもいいという自己肯定感にも繋がります。
もちろん、人に迷惑をかけてなんでもやってもいいというのとは違うので、そこだけはお間違えなく!!!日本はもっと、一人ひとりすばらしい人間個人を評価してあげられる教育が必要だと感じました。
3.5%の法則で世の中に変化を!
3.5%の法則とは、ハーバード大学の政治学者エリカ・チェノウェス教授が発表した「コミュニティーの3.5%が平和的な社会運動に参加することで、実際に社会のシステムが変わる」という研究結果からきています。活動に関わった人が全体の3.5%に達した時に、目標が必ず達成しているそうです!
環境問題は、自分一人が頑張ってもどうすることもできない大きな問題です。ですが、もし脱プラについて話をして共感してくれる人が3.5%いれば、そこから連鎖が起こり大きな変化が生まれます。
大きな問題も、このように少ない人数でも変化が現れると分かれば希望が湧きますね!
メディアの情報に流されない、正しい知識
私自身、環境問題に一刻も早く対応しなくてはと、焦りや行動しなくてはという義務感があり、周りの人に厳しくなっていました。ですが、思っている以上に世の中は良い方向に進んでいることも事実です。
メディアが流す情報の8割はネガティブなものだそうです。テレビ、SNS、ポスターなどで、危険を煽るような記事を目にします。しかし「改善されてきてます!」というニュースは流れますか?あまり見ませんよね。。。現状、まだ改善の余地もありますし、考える必要も多くあります。ですが、本当の今の状況は昔と比べて、どう変わったかを知ることもとても大切なことです。
日本は、そういった情報がまだまだ全然少ないです。常に世界に目を向けて、正しい知識と情報を捉えていきたいですね!
地球という惑星はただ一つ!
まだまだお伝えできることもありますが、ぜひ谷口さんの講演はYouTubeやインスタでもまとめてあるので、こちらで一度ご覧になってください!環境問題だけでなく、貧困や自分の在り方なども学べる貴重な話が聞けます。
最後に、谷口さんの言葉で、私の大好きな文言を添えておきます。
「気候変動に無関心でいられる人はいても、無関係でいられる人はいない」
地球という惑星はただ一つだけで、そこに住む私たちは誰一人残らず当事者の一人です。水と自然豊かな地球をみんなで残していきましょう!
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