環境にやさしい「オフグリッド生活」
環境問題解決に向けた動きや災害対策として注目されるオフグリッド。
オフグリッド(off-grid)とは、一般的な電力会社がつくる送電網に未接続の状態を意味します。
つまり、家庭で使われる電力を自給自足でまかなうこと。
オフグリッドの3つのメリットとして、以下が主に挙げられます。
- 日常生活での電気代の削減できる
- 停電時や緊急時の非常用電力の確保ができる
- 環境負荷が低く、サステナブルなエネルギー活用を可能にする
そして、オフグリッドに欠かせないソーラー発電設備(パネル)はすでに多くの一般家庭に普及していて、その実用性も証明されています。
このように蓄電池を活用し、発電した電気を自宅内で使う仕組みを確立すれば、オフグリッド生活を簡単に実現できます。
ですが、誰もがソーラーパネルを設置できる環境で生活しているわけではありませんよね。
そこで、「電力会社との契約は維持したまま、部分的にオフグリッドを取り入れる」という方法があります。
現在では、小型〜中型のソーラーパネルの道具が一式揃った専用キットが販売されているので、専門知識がなくても太陽光発電を始めることが可能です。
自給自足する電力が部分的なので、デメリットを意識することなくオフグリッド生活をスタートできるでしょう。
この部分的なオフグリッドは、簡単な電気機器の利用(スマホやパソコン、イヤホンなど、こまめな充電を必要とする電気機器の電力)なら、太陽光発電によってまかなえます。
また、中型パネルを置ける環境なら上記以外にも、小型冷暖房器や小型冷蔵庫といった消費電力がそこまで大きくない機器であれば、十分まかなうことも可能だということです。
「電気=電力会社から購入するもの」という認識が一般的ですが、太陽光発電システムの普及によって、スマートハウスやポータブルソーラーパネルをはじめ、オフグリッドを実現する手段は増えてきています。
生活の一部分にのみ取り入れるのであれば、オフグリッドは決してハードルの高いものではありません。
自分の生活環境に合ったスタイルでぜひ実践してみませんか?