マックにモス!身近なファストフードから始めるSDGs
「今日のご飯はパパッと済ませたいな」そんなとき、私たちの暮らしをいつも便利に支えてくれるファストフード。安くて美味しいハンバーガーは私たちの日常に欠かせない存在ですが、実はそんな身近なお店でも、地球や未来を優しく守るための素敵な取り組みがたくさん始まっているのをご存知ですか?
近年よく耳にする「SDGs(持続可能な開発目標)」ですが、「なんだか難しそう」「自分には関係ないかも」と感じてしまうこともありますよね。でも、いつも食べているマクドナルドやモスバーガーに行くことが、実は立派な環境アクションに繋がっているのです。
今回は、いつものお買い物の中で私たちが無理なく参加できる、大手ファストフードチェーンの最先端の取り組みを詳しくご紹介します。少し意識を変えるだけで、いつものハンバーガーがもっと美味しく、心地よく感じられるようになりますよ。
身近なマックのエコ活動
世界中で愛されるマクドナルドでは、グローバル展開の強みを活かし、私たちの未来を守るためのサステナブルな工夫が日々進んでいます。巨大なチェーンだからこそ、ひとつひとつの取り組みが地球に与えるインパクトはとても大きいのです。
プラを減らす新しいフタ
マックでは過去に、お店のプラゴミを水素エネルギーに変えてデリバリーバイクを走らせる画期的な実証実験を行いました。この実験で「プラスチックをごみではなく資源に循環させる」という大切な土台が築かれ、現在の私たちの身近な取り組みへと受け継がれています。
その代表例が、全国の店舗で順次導入されている「ストローレスリッド(ストローなしで飲めるコールドドリンク用のフタ)」です。3年以上の歳月をかけて開発されたこの新しいフタは、リサイクルPETを100%使用しており、ストローを差し込まなくても直接ゴクゴクと美味しく飲める優れたデザインが特徴です。
このストローレスリッドの登場に伴い、これまでの紙ストローの提供は順次終了しています。スプーンやフォークなどの木製カトラリーへの移行も含め、こうした容器包装の素材見直しにより、年間で約6,600トンものバージンプラスチック削減が進められているのです。
おもちゃがトレイに変身
子どもたちに大人気のハッピーセット。そこで遊んだプラスチック製のおもちゃを店頭で回収し、店舗で使われる「客席用トレイ」へとリサイクルする仕組みも毎日稼働しています。
全国のマクドナルドに設置された「おもちゃ回収ボックス」にお役目を終えたおもちゃを入れると、工場で細かく砕かれ、新しい緑色のトレイ(おもちゃリサイクル樹脂を約10%含む)へと生まれ変わります。
「自分が楽しく遊んだおもちゃが、お店のトレイになって戻ってくる」という一連のストーリーを親子で体験することで、ものを大切にする優しい気持ちが自然と育まれる素敵な取り組みですね。
RA認証コーヒー豆100%使用
お馴染みの「プレミアムローストコーヒー」には、豊かな自然と働く人の暮らしを守るレインフォレスト・アライアンス認証(RA認証)の豆が100%使われています。
実は、気候変動の影響で2050年にはコーヒーの適地が半減すると言われており、このままだと将来美味しいコーヒーが飲めなくなるかもしれません。マックのコーヒーを選ぶことは、森林や生態系の保護、そして生産者の適切な労働環境を応援することにダイレクトに繋がっています。
MSC認証取得のフィレオフィッシュ

大人気の「フィレオフィッシュ」には、海の資源を減らさないように配慮して獲られた優しいお魚が使われています。
これには「海のエコラベル」と呼ばれるMSC認証が与えられた、天然のスケソウダラが使用されています。私たちが大好きなサクサクのフィッシュバーガーを食べることで、実は世界の海洋資源や美しい海を守る活動にさりげなく貢献できているのです。
モスが届ける優しい美味しさ
日本生まれのモスバーガーは、創業当時から作りたてにこだわり、地球にも人にも優しいメニュー作りを大切にしています。注文を受けてから調理するアフターオーダー方式は、美味しさのためだけでなく、食品ロスをそもそも生まないための知恵でもあります。
大豆とアボカドのプラントベースバーガー

モスバーガーでは、動物性食材を主要原材料に使わず、野菜や穀物を主原料にした最新のプラントベース商品「米粉入りバンズのアボカドバジルバーガー」が定番として全国展開されています。
実は、牛肉をはじめとするお肉の生産には、育てるために膨大な水やエネルギーを消費することから、環境負荷が大きいと問題視されてきました。その上、牛のゲップから吐き出されるメタンガスには、二酸化炭素の25倍もの温室効果があると言われています。
そこでモスバーガーでは、大豆を主原料としたソイパテを採用し、2020年から一部店舗で「グリーンバーガー」の発売をスタート。お肉を控えている人だけでなく、宗教や健康への配慮が必要な人など、誰もが同じテーブルで美味しく楽しめるバーガーとして大きな話題を呼びました。
これまで親しまれていたグリーンバーガーの後継として、2026年5月にソイパティがリニューアルし、よりお肉に近いジューシーな食感へと大きく進化しました。もちもち食感の米粉入りバンズに、たっぷりのアボカドとバジルソースを合わせた最新の美味しさへと進化を遂げたのです。
また、モスでは大好きな定番のハンバーガー(テリヤキバーガーなど)のパテを、大豆由来のソイパテにいつでも自由に変更できる優しいサービスも定着しています。 海外で主流のえんどう豆や玄米などをベースにした植物性パテのように、日本でも「美味しくて地球にも優しい選択肢」が当たり前に選べる、そんなあたたかい未来をモスがリードしてくれています。
身近な選択から未来を変えよう
私たちの日常に寄り添うファストフード店は、ただ便利なだけでなく、地球の未来をみんなで守るための頼もしいパートナーへと進化しています。
「環境問題のために何か大きなことをしなきゃ」と難しく考える必要はありません。「今日は認証マークのコーヒーにしよう」「大豆ミートのバーガーを試してみよう」という、お腹を満たすための小さくて美味しい選択が、実は地球を救う大きな一歩になっています。
ぜひ次にファストフード店に立ち寄るときは、お店の優しいこだわりを味わってみてくださいね。
ファストフードSDGsに関するよくあるQ&A
Q1:私たちが店舗で一番簡単にできるSDGsアクションは何ですか?
A:一番手軽なのは、持ち帰りの際に「レジ袋やストロー、ナプキンを断る」ことです。また、店内で飲食する際はゴミを正しく分別して捨てることも、リサイクルを支える大切な一歩になります。まずは「いらないものは受け取らない」という小さな選択から始めてみませんか?
Q2:ストローレスリッド(ストロー不要のフタ)に変わることで、ドリンクの氷が口に入って飲みづらくありませんか?
A:フタの飲み口の内側に、氷をせき止めるスリット(仕切り)がデザインされています。そのため、ストローを使わずに直接ゴクゴク飲んでも氷が飛び出す心配がなく、最後まで冷たさとドリンクの味を快適に楽しめる親切な工夫が施されています。
Q3:植物性素材のメニューを選ぶとどれくらい環境に優しいの?
A:牛肉などの食肉生産は、大豆などの植物性たんぱく質の生産に比べて、数十倍もの広大な土地と水資源が必要になります。また、家畜から排出される温室効果ガスも地球温暖化の大きな要因となっています。週に1回でも牛肉のバーガーをプラントベースのソイパテに置き換えるだけで、私たちの個人としての環境負荷(カーボンフットプリント)を大きく削減できます。
マックやモスで使われている「MSC認証」や「RA認証」など、お店でよく見るエコなマークが気になった方は、ぜひこちらの記事も覗いてみてくださいね。お買い物をもっと優しく変える、知っておきたいマークを分かりやすくご紹介しています。☞エシカル消費につながる、覚えておきたい認証ラベル・マークとは
※画像引用
https://www.mos.jp/menu/detail/011358/
https://www.mcdonalds.co.jp/sustainability/food/fish/
※参考
https://www.mcdonalds.co.jp/sustainability/food/coffee/
2026年7月 加筆修正












