自然にも優しいセルロースとは?
私は、マイクロプラスチックを出さないスポンジとして、セルローススポンジを使っています。
よく売られているキッチンスポンジはウレタンが使われており、使い続けるうちに細かく砕けてマイクロプラスチックとなって生活排水に紛れ込みます。
見えないほどのマイクロプラスチックは、知らず知らず間に私たちの体にも蓄積されてしまい、健康への影響が懸念されてるので怖いですね。
しかし、そもそも「セルロースってなんだろう?」と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれない。
なので、今回はセルロースの正体についてお話しします!
セルロースは食物繊維
セルロースは不溶性食物繊維の分類に入り、食品の中でも大豆やごぼう、豆・穀類などに多く含まれています。
一説によると、日本人が摂取している食物繊維の約8割は不溶性食物繊維で、その内のほとんどがセルロースだと言われているそうです!
つまり、セルロースは思っている以上に私達の身近なもので、しかも体にも取り込まれている成分だったのですね。
セルロースでサスティナブルな物がたくさん
私が普段使っているセルローススポンジだけでなく、セルロースはさまざまなところで活躍していました!
ファッション業界・衣服
H&Mやグッチなど大手ブランドは、FSC(森林管理協議会)認証を取得したセルロース繊維を選んでサスティナブルな取り組みをしています!
これまでのファッション業界は、廃棄量の多さや環境負荷が高いことが問題視されていました。
しかし、今後多くのアパレルメーカーが、セルロース繊維を使い環境負荷を抑えてくれれば、よりファッションをサスティナブルに楽しめる時代になるでしょう!
使い捨てないカップ
パナソニックとアサヒビールの共同開発で作られた、セルロースファイバーを使ったリユースカップ「リユースカップ(森のタンブラー)」が生まれました。
大手企業がタッグを組んで、サスティナブル商品を作ってくれるのはとてもありがたいですね!
ペットボトルやレジ袋、食品トレーやストローなどの使い捨てのプラスチックは、プラごみの47%も占めていると言われています。
だからこそ、身近な物からセルロース素材の脱プラ素材が増えていくことに期待したいですね。
参照:植物由来のセルロースファイバーで循環型モノづくりを加速
防音効果
セルロースファイバーを使った断熱材を使うと、防音効果があるそうです!
グラスウールとウレタンフォームとセルロースファイバーで防音実験をしてみると、圧倒的に防音されているのが分りました。
自然素材でできているセルロースで、環境に優しいエコで快適な生活ができますね。
まとめ
スポンジ以外にも、セルロースはこれからの「物」に革命を起こす環境に配慮した素材になりそうですね。
環境に与える影響を減らすために、私たちの身近なものが自然由来の素材を選択するように心がけていきましょう。