コンタクトレンズ使用者必見!空ケースのリサイクル
視界をクリアにし、あらゆるものを見やすくしてくれるコンタクトレンズ。毎日使う人も多いと思いますが、レンズを取り出した後のそのケース、どうしていますか?
筆者もコンタクトレンズの使用者で、今までは捨てるものだと思っていました。しかし、これらのケースをリサイクルできるプロジェクトがあることを発見。今回はその取り組みをご紹介します。
アイシティecoプロジェクト
コンタクトレンズやその付属品を数多く販売している「eyecity(アイシティ)」。アイシティは2010年4月、使い捨てコンタクトレンズの空ケースをリサイクルする活動「アイシティecoプロジェクト」を始めました。これはコンタクト業界初となる取り組みです。2022年3月時点で、約460tの空ケースを回収しています。
現在さまざまな企業や学校、自治体とともに活動を促進中です。
プロジェクトと社会のつながり
アイシティは、コンタクトレンズのケースはポリプロピレンというリサイクルに適した素材で作られていることに着目しこの活動をスタートさせました。回収された空ケースはリサイクル工場で粉砕された後、再生ポリプロピレンに加工され、その素材は服や文房具などに生まれ変わります。
また、自社の障がい者部門「市川チャレンジオフィス」では回収されたケースのアルミをはがすリサイクル支援事業を行っています。
そして、リサイクル業者へ買い取られた空ケースの収益は日本アイバンク協会に全額寄付されます。(日本アイバンク協会とは、角膜移植が必要な人が視力回復できるよう角膜移植・アイバンクの啓発や普及を行う非営利の公益法人です。)
リサイクルへの参加方法
使用済みの空ケースをアイシティに持参します。個数やメーカーなどは問わず持ち込むことが可能です。ただし、ケースのアルミシールは完全にはがしましょう。(先ほど市川チャレンジオフィスでの事業を紹介しましたが、持参する前にアルミシールをはがすことがリサイクルの前提ということに注意してください。)
コンタクトレンズを使用している方、またこれから購入するという方の参考になれば嬉しいです。
備考