日本人にとって身近なブランド!ユニクロとSDGsのかかわり。
「ユニクロ」「ジーユー」などのブランドを世界中で展開するファーストリテイリングは、良い服をつくり、より良い社会をつくることに取り組んでいます。
ファーストリテイニングとSDGs
ファーストリテイリングは、SDGs(持続可能な開発目標)に対しても関心を持ち、いくつかの目標に向けた取り組みを行っています。
具体的な取り組み例としては、以下のようなものがあります。
持続可能な製品供給チェーンの構築(SDG 12)
ファーストリテイリングは、サプライチェーンにおいて環境や労働条件の改善を重視しています。
また、素材にもこだわって服作りを行っており、服の原材料である植物性素材であるコットンなどは、栽培過程で水や農薬・化学肥料の使用量削減、土壌保全・生態系保全への配慮、農家における労働環境への配慮がなされている素材を使用しています。
カシミアなどの動物系素材に関しては、アパレル生産のみのために殺された動物の素材は使用せず、適切に管理がされている場所からのみ調達しています。
サプライヤーとの協力を通じて、持続可能な素材の使用や労働者の権利保護に取り組んでいます。
社会的格差の解消(SDG 10)
ファーストリテイリングは、労働者の人権や働き方の改善に注力しています。
具体的には、賃金の公正性、労働時間の適正化、働き方の柔軟性の向上などに取り組んでいます。
クリーンエネルギーの活用(SDG 7)
ファーストリテイリングは、自社の店舗や施設においてクリーンエネルギーの活用を推進しています。
再生可能エネルギーの導入やエネルギー効率の向上を通じて、温室効果ガスの排出削減を目指しています。
2023年4月、ファーストリテイニングは来店客に環境配慮の姿勢を直接訴える拠点として新たなユニクロロードサイド店を前橋市にオープンしました。
新しい試みとして様々な環境対策を取り入れており、こうした店舗は国内外で初めてとのことです。
来店客に同社の環境配慮の姿勢を知ってもらうための発信拠点となります。
まとめ
ファーストリテイリング(Fast Retailing)は、持続可能性への取り組みを重要視しており、SDGsに対しても関心と貢献意欲を持っています。自社のビジネス活動を通じて社会的な課題に取り組むことで、より持続可能な未来を実現するための一翼を担っています。
今後も注目していきたい企業の一つです。