【SDGs14海の豊かさを守ろう!】地元、静岡の砂浜をキレイにしてみた!【ビーチクリーン】
こんにちは!
皆さんは海洋ゴミをご存知ですか?
海洋ゴミは、海洋プラスチックをはじめとしたゴミの総称であり、
海洋プラスチックが原因で
・プラスチックの誤飲により海洋生物が命の危機に瀕したり
・間接的に人間がプラスチックを摂取し、未来の健康被害が危ぶまれるなど
SDGs14の項にも記載されており、世界的に危険視されている問題の一つです。
そんな海洋ゴミの調査と回収をするべく
僕の地元静岡の遠州灘で「ビーチクリーン」をしてみました!
果たして「どういったゴミ」が多いのでしょうか?
そして、ここで多かったゴミの種類からある一つの”答え”が見えてきたんです。
一体何がわかったのでしょう?
それではlet’s!ビーチクリーン!
1・当目で見れば美しい砂浜も・・・ |
2・砂浜の海洋ゴミから見えてきた事 |
3・今できる事。今すべきこと。 |
静岡県に広がる遠州灘は日本三大砂丘の一つでもあり、
どこまでも広がる海岸線は非常に美しい景観を目と心に焼き付けてくれます。
そんな遠州灘ですが、流れ着いた木片の塊を近くで見てみると、
夥しい数の「海洋ゴミ」があるのが分かります。
非常にたくさんの木片があり、この一つ一つに海洋ゴミがあると思うと、
今、世界が抱えている課題の困難さを感じずにはいられませんでした。
落ちていたゴミの種類は
・ペットボトル
・釣り糸
・プランター
・洗濯バサミ
・農作業のビニール袋
・食べ物などの容器
など。一見、ここでBBQなどを行って投棄していったように見えますが、
ゴミをよく調べていくうちに”ある点”に気づいたのです。
よく見てみると、投棄されているペットボトルやその他製品のラベルを見てみるとおかしな点があります。
日本語じゃない?
見てみると「全文英語」や「フランス語?」と思われるもの、
特に多かったのは「ハングル語」や「中国語」のペットボトル。
そうです。これらは海を超えて日本に流れ着いている「漂着ごみ」だったのです。
そしてもう一点。
「プランター」や「農業肥料のビニール」「洗濯バサミ」など。
なんでここに?と思うものが多く見つかりました。
それも一つではなく何十個。
これはここにあるゴミが、
日本以外の国や、投棄ゴミではなく、街のゴミが台風や大雨によって海岸に流れ着いていることを意味しているのです。
「プランター」などの鉢植えは家庭菜園や花壇から。
「農業用ビニール」は農家などの作業小屋から。
「洗濯バサミ」は家庭のベランダから。
「バタフライエフェクト」のように海から関連が薄いと思われる場所から発生していました。
つまり「ポイ捨てをやめましょう」や「ゴミは持ち帰ろう」だけでは解決しない問題がここにはあったのです。
この日に回収したゴミは「ゴミ袋約25袋分」でした。
重量にして「約100Kg」。しかし、まだまだほんの一部しか回収できませんでした。
僕が今回感じた事。
それは「ゴミ流出予防の重要性」です。
今あるゴミは「海岸清掃」や「ビーチクリーン」で片付ければいつかきれいになります。
しかし、片付けるよりも「流出するゴミの量」が多かったら?
いくらみんなが頑張ってもゴミは減りません。
つまり一番重要なのは「予防」なんじゃないかと。
・鉢植えなどはしっかり固定したり、柵で囲んで飛ばされない工夫
・農業用ビニールは使ったら叱る場所に捨てる事や、使いかけのものは室内で保管する
・洗濯バサミは使用していない時室内で保管したり、プラスチックゴミにならないようステンレスのものに変えたりする工夫など。
個人でできる一つ一つの小さな心がけで、気休めではなく
「本当に海はきれいになる」
と、そう思いました。
皆さんも、もし海を見たらこの投稿を思い出して
少しだけ海に優しい人になる心がけを気に留めてみてくださいね!